• テキストサイズ

来てくれる……………?

第10章 ~1月~


「二宮先輩…………。」


和也「やだ、和也って呼んで。
呼ぶまではなさないから。」


そう言うと、二宮先輩は私に抱きついてきた。


男の子の部屋で何をやってるんだ私。
まあ、倒れた私が悪いんだけど。


「先輩、離してください。」


和也「やだ。」


「……………………ニノ先輩。」


和也「やだ。」


「………かず………………なり………くん。」


和也「……………!」


「……………………。」


うわー、絶対顔真っ赤だ。
先輩に君付けなんて。
翔先輩のときもしたことないのに。


和也「#NAME1#、ごめん。
やっぱ、離せない。可愛すぎて無理。」


「え~、そんな~!
頑張って呼んだじゃないですか!」


和也「無理なものは無理。
ねえ、#NAME1#?俺のこと好き?」


「………………………………。」


和也「好きでしょ?」


「エスパーなら、心読んでください!」


私は顔をそらした。
だって、自分でもわかるくらい体が熱い。
めっちゃ照れてる/////
それが、熱じゃないことくらい。


和也「エスパーじゃねーけど笑」


そんな無邪気に笑う彼がとても可愛かった。


和也「#NAME1#、大好きだよ。
俺と付き合って。」


私は何も言わず頷いた。


遠回りしたわたし達の恋……………


これが本当の『運命』だったのかもしれない……………
/ 189ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp