第2章 ただもっと "日向
「あ〜!そこ違うって!」
「え、どこ?」
「もー!ぜんぶちがうっ、」
今は図書室。
といっても誰もいない←
日向に頼まれて、私は勉強を教えている。
「ねー、なんで私なの?いや、月島がアレなのはわかるけどさ。」
「んー、だってさ頭いいじゃん?」
「別にそうでもないけどなぁ。学年の順位だってそこまで…」
「とかいってすごいくせに。」
日向はそういいながらもこっちを見て笑う。
…そこが好きなんだよ。
「ねー日向。私飲み物買ってくるから頑張ってて!」
「え…。うんわかった。」
日向に見送られ、私は図書室を出た。