第6章 ヒミツのナツマツリ 〈月島蛍〉
「………。」
蛍「………。」
(……って!!近い近いっ!!!//////ヤバい…ほぼゼロ距離じゃん!!//)
私がどういう状況にいるかと言うと。
蛍と壁に挟まっている状態。
しかもほぼ密着してるし、口は塞がられたまま…。
(うぅ…どうしよう…。)
私は少し下を向いた。
蛍の匂いがする。
蛍の心臓の音が聞こえる。
体温が移りそう。
私はいろんな事を思い感じながら下を向いていた顔をそっと蛍の顔の方を向けた。
蛍は出店で賑わっている大通りの方を見ていた。
私もそっとそっちを見ると
ちょうどバレー部の皆が遠い過ぎるのが見えた。