• テキストサイズ

【ハイキュー!!】夢の続き番外編☆

第37章 「お疲れ様」をいただきます【及川 徹&岩泉 一】


岩泉ver.



あの日から、私は全てをテストに注いだ



移動中も、食事中も
事あるごとに勉強道具を常に装備していた



岩泉
「お前、あんまり気ィ張ってたらぶっ倒れるぞ?」



「大丈夫」


岩泉
(大丈夫なわけねぇだろ………

目の下に隈作りやがって)



フラフラとした足取りで昼間の廊下を歩く


人だかりにぶつかりそうになる



そんな葵を岩泉はハラハラして見ていた



そして、とうとう私は倒れこんでしまった


周りが突然の出来事に悲鳴をあげる


朦朧とする意識の中、私の体を揺すりながら呼びかける人の声が響いた



岩泉
「おいっ!葵!!
おいっ!!

ったく、無茶しやがって」



岩泉は、葵を担ぎ保健室まで走った









中に入ると養護の先生が、少し目を見開いた


すぐに、葵を診てもらったがどうやら睡眠不足とのこと


今やスヤスヤと安らかに保険室のベッドの上で眠っている



養護の先生は、これから会議だからとここを後にした



2人だけの保険室

1人残して立ち去るのも何だか気が引けて、葵が眠っているベッドの近くへイスを持って行き、そこへ腰を下ろした


岩泉
「お前が静かだと、気持ち悪ィな……」


返事は当然返ってこない


余程疲れていたのだろう
グッスリ眠っているのが見て取れる



逆に無反応で生きているのかさえ不安になる



ふと、顔の横に置かれていた少し握りぎみの手に目がいく


その仕草が、幼い子のように見えた

岩泉が手を伸ばして、チョンと少し突けば

彼女の手が岩泉の手を掴んだ



岩泉
「………お前、いくつだよ……///」


/ 372ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp