第36章 合宿の時のお話【影山 飛雄】
バレた日の翌日――、
ロードワーク中に日向が迷子になってしまった
日向を探しに出た私も、土地勘の無さから迷子に
だけど、商店街で大地さん達に無事保護さらた
まだ見つかっていないという日向を大地さん達はこれから「心臓破りの坂」へと探しに行くというので、私は先に体育館に戻ることにした
戻ればやはり、日向が居た
「ローリングサンダー!!」と叫びながら床を飛び込み前転?らしきことをしている
私は、大地さん達に電話をして日向としばらく喋っていた
日向
「津田のサーブってスゲーよなぁ」
転がるのを止めた日向が言う
葵
「そうかな?」
日向
「俺、影山よりもスゲーと思うんだよね!」
葵
「…………日向はまだまだだよね」
日向
「ムッ これからだし!!
これからうまくなるし!」
葵
「じゃあ、今からする?」
日向
「?」
葵
「サーブ。
サーブに力いれるのも良いことだから」
日向の顔が一気に明るくなる
正にパアァァアっという効果音がつくぐらいに
日向
「マジで!?
よっっっしゃあああ!!」