第15章 看病してあげますっ【月島 蛍】
月島side
目が覚める
まだちょっとボーッとする頭を堪えながら
ぎょっとする
(なんで、津田が……隣にいるの?
もしかして、夢じゃなかったってこと???
…//////)
自分のしてしまった行為が今となって恥ずかしく思う
(じゃあ、あの言葉も?)
確かに聞こえた
津田の『好き』の言葉
葵
「ん………?
あれ、起きた?どう?調子は
もう熱下がった?」
そう言って、僕の額に手を当てる彼女
月島
「ちょっとやめてよ」
葵
「いつもの蛍だ
よかった、熱下がって」(ニコッ
月島
「なんで下の名前で呼ぶの」
葵
「自分で呼べっていったくせに…
じゃあ、私が言ったことも忘れたかな?」
月島
「は?それ、ホントなの?」
葵
「ホントだよ〜」
月島
「………/////
じゃあ、もういいか」
グイッと引き寄せて抱きしめる
「看病ありがと…
葵
好きだ」
ま、返事はわかるけど
―end―