「おはようございます。」



私の名はかな。高校一年生。見てのとおり地味で大人しそうなタイプで恋愛経験０おまけに恋人もいなくて処女。



「おそ松先生。おはようございます。」

「かなちゃん、おはよう。」



おそ松先生は優しくて面白いとクラスで評判があって人気がある人。



「違反しているか、チェックするから動くなよ？」



隅々までチェックされ、終わったのにも関わらず無言になっている。



「あの。おそ松先生？」



「違反してるな。スカート短いし髪の毛くくっていない。はい、生徒手帳出して？名前書くから。ん。早く」



「はい･･･」



私の生徒手帳を見ながらスラスラと書いてすぐ渡された。



「行って良いよ？他の生徒の違反してないか見ないと。」



「すみませんでした。」



「お。おはよう♪行って良いよ～」



え？他の生徒には違反してるか確認しないでなんで私だけなの？こんなの、可笑しいよ。不公平だよ･･･



「へへ。あの顔、可愛い♪こっそり写メしとこっと。」

違反しないように気をつけていたけど、してるかな？なんて考えていると
英語の発音練習する声が聞こえてくる。覗いてみるとそこにいたのは



「カラ松、先生？」

「ん？誰かと思ったら、１年のかなちゃんか。おそ松から違反チェックされたんだな。」



カラ松先生はイタいけど、素の要素が可愛いらしいと女子に人気がある。



「そうなんですよ。私だけ違反してると厳しく言われて。私違反してますか？」



「見逃してやりたいが、おそ松の言う通り、確かに違反しているな。【そのスカートの短さ、他も】そろそろ教室行かないと遅刻するぞ？」



「･･････」



「YOUGO,ING。」



英語で追い返されちゃった。教室行こうっと。



「意地悪した時の顔、最高に可愛いな。候補に入れておこう。」