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オムニバス木兎ver更新しました

今回は木兎です。ひたすら難産でした。

ネタは鮮度が命なので、あらすじを書いたら一日で書き切ることが本当は望ましいんですが、ずっと引きこもってるわけにもいかないので……。

ぶぁーっと書いたものの方が面白かったりします。木兎の話は、ネタ的には結構気に入っているんですが。

難しいところですね。

最後は黒尾ですが、第三体育館組自体の会話も多めになる予定なので、どのくらいの長さになるかと今から不安です(ぶるぶる)

以下SS

馬鹿につける薬はない/烏野一年生

※夢じゃないです


「チリも積もれば?」

「小汚い」

「……窮鼠?」

「…………………………お茶を出す…………?」

 待て待て待て、と山口が日向の肩を叩いた。先程から問題を提示していた月島は「もう、僕帰る」と濁りきった目で告げる。それにしても何故窮鼠からお茶という単語が出てきた。

「え、きゅうそって、お茶沸かすやつだろ!?」

 目ん玉をかっぴらいて日向は珍回答の根拠を述べる。

「それは急須だボゲ」

 意外にも突っ込んだのは影山で、おお! と山口と月島は驚愕の表情を見せた。これでバレー部一番の馬鹿は日向に決定だろうか。

「う、うるせぇ! おれは影山と違って数学はそれなりだし!」

 負け惜しみを述べる日向を見下したように影山は立ち上がって彼を見下ろした。物理的見下ろしだ。やはりこいつも馬鹿だ。
 日向も負けじと立ち上がるが、元々の身長差が埋まるはずがなく、影山が腰を折って睨みあう形となった。

「王様、これ昨日教えたよね。(a+b)の二乗は?」

「………………二乗ってなんだ。足し算か?」

 そこからか! という質問に、月島はついに帰り支度を始めた。山口もそれに習う。影山と日向はお互いを馬鹿にしあっている。そのままくたばっちまえばいいのに!


fin.
[作成日]2014-12-23

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