カルナ中編 あとがきアップ&完結
本編で説明しきれなかった点を補足しまして、完結とさせていただきます。
(私にとってはハッピーエンドだったんですが)もう少し幸せな未来が見えてもいいかなと言うことで、蛇足ですか主人公のその後を少しだけ。
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何の因果か、私は冬木の聖杯戦争を征したマリスビリー・アニムスフィアに招かれて『人理保障機関 カルデア』の技術部に迎えられた。
「またインド神話読んでるのかい?よく飽きないねぇ」
ロマニ・アーキマン……みんなからはDr.ロマンと呼ばれている彼は、絶滅危惧種ゆるふわ系男子で、私のただ一人の友人だ。ちなみに三十路、未婚、ドルオタの三重苦を背負っている可哀想な奴だ。
「うるさいロマン!せっかく持ってきてやった茶菓子、食べたくないの?」
「えええ、そんな怒る事ないじゃないか!!でもお菓子食べたいから謝るよ、スミマセンでした!」
「切り替え早ッ!」
突如開いたドアの先、茶色の瞳の少女と目が合った。
「うええええええ!誰だ君は!?ここは空き部屋だぞ、ボクらのサボり場だぞ!?誰のことわりがあって入ってくるんだい!?」
彼女が人類最後のマスターとなる事は、まだ誰も知らない。
to be continued.
[作成日] 2018-01-26
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