家族の在り方
※本日更新分までのネタバレを含みます
今のご時世、色んな形の家族があり、血が繋がっているという理由だけで、無条件の愛を受け取れない方も沢山いるかと思います。
所謂純粋な家族愛の部分は、炭治郎たちがなぞってくれたので、別の形で表現しました。
一香⋯⋯夢主の母は、確かに夢主を愛していたんです。でも、選ばなければいけなかった。既に大所帯となっている、血の繋がった姉の家族と、娘が一人いる自分の家族。
そして、家督を継いだ者として、一香は、姉一家を守ると決めました。
その時に、当時十五歳の娘を一人残すかどうか、散々悩んだはずです。姉一家に預ければ、生き残れる可能性も勿論考えました。ですが、真実を知れば、夢主は、華を恨むだろう、とも考えていました。身内同士の憎み合いを看過出来なかったのです。
結果、鬼滅のキャラの殆どの家族が願った「お前だけでも生き残って欲しい」という願いでは無く、「一緒に死のう。ひとりぼっちには出来ない」という願いを抱きました。
どちらが正しいかは、決められないと思います。人其々、答えが違うと思います。
夢主と母の対峙は、最後の最後になります。
一応、端切れの伏線と、冨岡が何故夢主を一晩放置し、結果刀を持って逃げられてしまったかの伏線は回収しました。
鏡は後々活躍するので、頭の片隅に置いていただけると嬉しいです。
因みにデフォルト名の夢主の名前は、華と夫の名前の、漢字の音を組み合わせています。
[作成日] 2020-12-31
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