徒然とネタとネーミングセンスと
蓮です🍀
ある方からご質問を受けました。
『題名が先か、物語が先か』
その方にはお答えしましたが、もっと明快にしたくなって笑←
実は連載を書き始めた頃から、1つだけ、心掛けていたことがあります。それは
《興味を引くだけの、安っぽい題名は付けない》
私の中では、物語と題名は同等の重さがあって、題名は、その話の中で一番に伝えたいこと、フォーカスを当てたものです。
そして、物語には遊びを持たせました。
《第12章 君を暖める布【政宗】》
前後編に分けたこの作品。
この作品を書こうと思ったとき、中島みゆきさんの『糸』という曲が浮かびました。
縦の糸と横の糸。二つが重なりあったとき、君を暖めるための布になる。
縦の糸、横の糸とは誰か?誰を暖めるための布なのか?
その答えは、明確に書いていません。この辺りが《遊び》です。
《第34章 セイギのミカタ【光秀・三成】》
分岐型のお話です。
何故、片仮名なのか。日本語は面白いもので、同じ音でも意味が全く異なるものが存在します。この言葉1つに、いろいろな言葉や視点が掛かっていて、私の中では、一番良い出来の題名となりました。
《第39章 the holly-hock【家康】》
こちらも前後編。
この話しは、ネタ先行のお話しです。いつか書きたかったお話しなので、39章にして初めてプロットや台詞を紙に書き出して、厳選して書き出しました。
姫が描き、家康が認めることで、初めて《それ》が意味をもつ。
徒然とネタとネーミングセンスと。
それを違和感なく融合させて1つの作品とするのは、すごく楽しいことです。
1つの話で、小見出しのようにつけられた『~○○~』にも、もちろん意味があります。
これは、どちらかというと指針、羅針盤、のような意味を持たせたものが多いです。
たかが題名。されど題名。
全てに意味を持たせた作品です。
もし
『あの話の解説も聞きたい』
などがありましたら、喜んで解説します。つらつらと笑
もちろん、連載名《抱き寄せた想い》にも意味がありますよ?
[作成日] 2018-02-08
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