私を遠く、飛び越えて。

今日の出だしは、
あえてこの言葉で始めさせて頂くのだ。

"ウェディングプランナーの作者、
奥貫アキラ申します。"

…完結して三ヶ月以上たった今日、
またもやピックアップしていただけて、
なんかもう、じわじわ、泣きそうです。

"ウェディングプランナー"は、

初の作品であったこと。
本気で全力で書いたこと。
それでも１度も１位になれなかったこと。

そんな燃え尽き感が大きくて、

『私の全力の1年分の愛が
どんどん忘れ去られていくのを
見ているのは辛すぎる…』と

書き終わってからは
私自身、ほとんどトップページは
開かないようにしていて、
もう、早めに削除することも
考えていたほどだったのですが、

まだ今でもこうやって
どなたか見て下さって
大事な１日１ポチを
下さってると思うと、
泣きそうに嬉しいです。

作者の私を遠く飛び越えて
皆様に育ててもらっていること、
愛してもらえてることが
本当に、本当に、嬉しい。

ありがとうございます。

今、書いている作品の
及川さんと木兎君も、
"ウェディングプランナー"の彼らに
違和感なく繋がる性格にしたい、と
奮闘中です。

木兎君の明るさの根底にある
周りの人に対する"家族感"

ありのままの自分を
愛してくれる人を探し続ける、
及川君の大切な過去の恋。

全部が
生きていく中での経験となって
強くて優しい彼らになってもらいたいし

誰かを守れる、
誰かに頼れる、
強さとしなやかさを手にいれてほしい。

…メッセージで届いた
読者の皆さん自身の
恋の痛みや傷。

それを
"今の自分を作った大切なパーツの１つ"
と、思ってもらえたらいいなぁ、

傷付いた想い出でも、
ないより、あった方が
生きていく彩りに深さがでるよね、
と、思ってもらえたらいいなぁ、と

思いながら、書いてます。

光や華やかさが際立つためには、
必ず、影が必要だから、ね。


…長くなってしまいました。

"ウェディングプランナーの作者"と
名乗ってご挨拶する日は
もう、こないかもしれないけど

今日の嬉しさは、忘れない。

読者の皆様お一人お一人に
素敵なご縁がありますように！


By 今日も、結婚式場にいます。
作品は終わっても、ネタは続々増えていて…
それぞれの幸せへの道のり。
事実は、小説よりドラマティック。

奥貫アキラ