先日、君の名は。を観てきました。
その感想というか、胸の中に入ってきた感情をここに綴ろうと思います。
ここから先、ネタバレが含まれます。
まだ観ていない方やこれから観る方はご注意ください。
まず先に、3回泣きました。
特にめっちゃ泣いたのが、瀧くんとみつはが再開する場面。
あそこ泣きました。
出会えた!!え、そこで消える!?嘘やろ。。。せつねえ……。
こんな感じです。
思っていた展開と違いすぎて。。。
でもよくよく思えば新海誠監督ですものね。
「秒速5センチメートル」といい、「空の向こう、約束の場所」といい、見終わった後のあの何とも言えない感じ。
鬱になる、と言えば簡単なのかもしれませんがなんかそうじゃないんですよねえ。
不思議な感覚。
で、私はこの作品を友人と観に行ったんです。
友人も新海誠作品が大好きな人で、見終わった後に食事でもしながら語っていました。
そしたら友人が言いました。
「新海さんにしては今回はハッピーで終わったね」
私はこの一言に疑問を抱きました。
ハッピーか????
確かに、秒速5センチメートルのあの終わり方に比べればハッピーなのかもしれません。
言の葉の庭に比べたら……。
だけど、瀧君は三葉のことを覚えていないんです。
三葉も瀧君のことは覚えていないんです。
なんとなくあったような気がするだけなんです。
誰かを探して毎日を生きて、そんな誰かに会えたような気がするだけなんです。
わかるのは視聴者のみで、だから「会えてよかったね」なんて思うわけです。
彼らは、どうしてお互いそう言う気持ちになるのかわからないままこれからを生きていくのです。
夢の中で入れ替わっていることも、なにもかも忘れて。
こんな切ないことってある!?
どこもハッピーじゃないよ!!
自己紹介したところで「はじめまして」から始まって、だけど知っているような気がして。。。
初めてなのに初めてじゃないとか、このモヤモヤ感!!!
もしかすると秒速より悲しいかもしれない。。。
だってあっちはお互いのこと知ってもの。
新海さんは本当にすれ違う物語を書くのがうまい人です。
脱帽です。
あと、彗星が落ちるとき、隕石が分裂したとき、ニュースキャスターの皮肉ではないんだろうけど、そう聞こえてしまうセリフに胸が締め付けられました。
確かに隕石が落ちていない第三者はそう思うに違いない。
セリフ忘れたから覚えていないけど、「奇跡」だとか「美しい」とか「幸運」とか言ってたかな???
だけど、「美しい」と「綺麗」だと思った彗星は隕石となって自然災害へとつながるわけです。
この瞬間私は、東日本大震災を思い出しました。
私自身被災した身です。
だからこそ涙が出ました。
時が経てば、嫌でも人間は忘れます。
そういう生き物です。
あの頃はどんなに悲しくても辛くても、それは時間が経つにつれ薄れていく。
私自身もそうでした。
だけど忘れちゃいけないことなんだと思わされました。
あまりうまく言葉を綴ることができません。
思うことはたくさんあるのに。
「言葉」と言えば、「聲の形」が公開されますね。
観に行きます。
原作を持っているし、何度読んでも涙が止まりません。
あれもまた深く深く考えさせられる作品です。
これから生きていくうえで、とても必要なことで、この作品は「君の名は。」とは別のベクトルで日本のアニメーション映画に名を残すと思います。
それくらい深い作品です。
長々と書いてしまいました。
とりあえず、君の名は。と聲の形は円盤を買います。
RADの音楽もよかった。
一番好きなのは「スパークル」と「なんでもないや」ですね。
いい曲すぎる。
というわけで、何を書きたかったのかわからない日記でしたが、日記なんてそんなものですよね。
アリスでした。
よい夢を。
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