書いたことないキャラに挑戦。
今日、月下も花立つも全然筆が進まなくて、ちょっと違うことをしてみました。
通常のように公開できるほどのP数もないし、続かないので日記で。
とあるお方に捧げます。
ちょっとでも萌えの足しになれば…と。
アレですね、画像見てたら中々いい体なんですね、彼。
NARUTOではシカマルが一番好きだけど、抱かれたい男ならNo.1かもしれないガタイの良さでした。
タイトルはとりあえず、彼の持ってる指輪から。
内容と全く関係ありません。
『南斗六星』
小さくて黄色い瞳は、今は緩く閉じられていた。
本当に人間なのかしら?と思うような風貌の彼の肌は、青色。
一見すると冷たそうだけれど、触れると全然そうでもない。
むしろ、熱いほど。
灯りがないので、今は黒にしか見えない藍色の髪。
目尻を囲うような皺は、初めて彼を見たときはエラに違いないと思ったものだ。
そこへそっと唇を寄せる。
彼は、干柿鬼鮫。
霧の忍刀七人衆の一人だったけれど、霧隠れの里を抜けた忍び、らしい。
詳しくは知らない。
いや…知りたくない。
知る必要がない。
必要なのは彼の名前、ただそれだけ。
ねぇ。
私がこのまま眠って。
明日目が覚めたら、もういないんでしょう?
今日来るって知っていたら昨日、夜更かしなんかしなかったのに。
熱を分け合った後の気だるさも相まって、私の意識が徐々に沈んでいく。
次は、いつ来てくれるの。
そんなことも聞けない関係。
朝、一人で起きる度に心が削られていくようで。
せめてあなたを送り出すくらい、いいじゃない。
『いってらっしゃい』
なんて、言わないから。
『ただいま』
なんて言わせる気はないの。
ただ、あなたの背中が遠ざかるのを見ていたい――
「ん…」
ああ、眠ってしまった。
案の定、隣にはもう誰もいなくて。
無駄だとわかっているけれど、体にシーツだけを巻きつけて部屋を飛び出た。
「……」
やっぱり、もういない。
もしかしたら、出て行ったのはついさっきかもしれない、なんて。
ため息をついて、部屋の中に戻ろうと踵を返した。
「――そんなはしたない格好で、何をやってるんです?」
「え…」
部屋の中から、2m近い大男が姿を現した。
「き、さめさん」
「その辺の男に犯されたいんですか? それともあなた、露出癖が?」
「ち、ちがいます…!」
私は大慌てで玄関の扉を閉めた。
「ああ、もしかして。ベッドでなく、ここで私に喰われたい?」
「や、あの、なんで…」
なんでまだ、いるの?
「いちゃ都合が悪いんですか? 他に男がやってくるのであれば…それは、気に入りませんね」
「き、鬼鮫さん以外誰も来ませんよ!」
「ならいいですが」
呆然と立ち尽くす私を、鬼鮫さんがぐい、と力任せに引っ張った。
おかげさまで私は鬼鮫さんに倒れこむようにして抱きつくことになる。
「……まだ、行かなくていいんですか?」
「たまにはゆっくりしようかと思いましてね」
まぁでも…と鬼鮫さんは尖った歯を見せて笑う。
「あなたがその気なら、"ゆっくり"はできなさそうですね」
「あ…っ!」
ぐい、とシーツが引っ張られ、隠していた胸が露わになる。
ところどころに歯型がついて、赤くなった肌。
青紫色の爪をした指がその痕をなぞる。
「んんっ…」
「このまま玄関でシたいですか?」
嫌だ、と首を振れば軽々抱えあげられてベッドに連れて行かれた。
大きな背中に腕を回して、離れたくないと青い肌に頬を擦りつける。
「あなた、本当に人を煽るのがお上手ですね」
鬼鮫さんのその言葉に顔を上げれば、がぷり、と唇を奪われた。
黄色い瞳が獰猛にギラついている。
ああ。
このままずっと、あなたに喰われ続けたい。
end
日記へのコメント
http://dream-novel.jp