作者プロフィール
日記
妄想小説風。七夕事件と大宮。静かにBL

?「あ、女性誌さん?【フリー女子アナが嵐、二宮宅に通い愛】してんすよ。
きっと今日行けば、通ってるとこ、撮れますよ」


…ふぅ、こんなの、オイラから電話出来ねーよ。

だから、うまく声色変えて話してくれて
口の硬い風間に録音してもらった音声を
雑誌社に電話し、たれこんだ。


?「これで、お互いにやっとスッキリすんなぁ。
同じパターン、ってのがオイラ達らしいよな。
んでも…これでもう邪魔するやつは排除出来る…」



俺は大野智。

まぁ、去年似たような感じでさ
オイラのも出ちゃったけど
実はね、和也とこれは計画して
お互いにたらしこんだ情報なんだよ。



オイラと和也は…ずっと想い合ってたらしくて

もちろん男同士だし、単なるスキンシップ
和也が悪ふざけしてる、って体で
ずっと過ごしてたんだけど

懐いてくる和也はかわいいんだよね。
いつしか、特別な存在だったんだ。


言葉と想いを伝える迄には
もちろん大変で…

でも、それなりにオイラも和也も
「普通のオトコノコ」な訳で
ヤリたい盛りにはその辺でナンパしたり
共演者を落としたりしながら
やらかしてたりしてたんだ。

ごめん、オイラは聖人君子じゃないから
快楽も楽しい事も、幸せも欲しいし。

遊びも遊びなりに一生懸命やってたんだ。


それがいつしか、この忙しさ
グループの大切さも重なりあって

気の緩みや付き合った女とかの躾も
段々効かなくてさ

ブログとかにあんなに出す様な女の子に
手を出しちゃってた訳。


嫌いとかってよりは
もっとオイラ達の事情とか
ファンの気持ちを考えて欲しいのに
アレじゃさ、オイラも付き合いきれないな


そう思って、和也に相談したわけ。

そろそろ彼女を切りたいけど
無闇に切ると、変な情報でも出されかねない。

どーしたもんかな?


ってね。

そしたら、和也も今の彼女が
同じ様な感じで束縛と
チラチラと気配を匂わせてる
ブログを書いてるらしくて

一度でも発信したらキャッシュされてしまう
って言うこともあるから辞めるように言ったのに
止まらないという。


もう、これはお互いに結託して
お互いの女を精算しよう。

どうやったら上手く別れられるか。


ふたりで相談して
先にオイラの方を和也がたれこんで…

たださ、ライブ直前の宮城のタイミングでは
流石にね、ちょっとヤバイよね。
すんませんでした。
タイミング失敗!



んで、少し落ち着いたかな、って事で
そこそこ、和也も誕生日のあたりなら
彼女、予定わかるだろ?
って事でさ
オイラが動いたわけ。


お互い、まぁこれで上手く清算できた。

だって、どっちも彼女の不備が
オオゴトになったんだから
そりゃ、彼女達も言えないよね。





O「カズ~。どうよ?調子は。」

N「調子は、って、翔ちゃんじゃないんだからさ、おじさんは…
まぁ、それなりに制裁は受けてますよ
ラジオにもね、いろいろ来てますし…ふぅ。
予想通り、だけどやっぱりキツイね。

おじさんもこの前は大変だったでしょ?」


和也は俺に抱きついてくる


O「まぁねー
しばらくはキツイだろうけど、大丈夫。
あの時カズが居てくれたように
オイラがちゃんとカズの事守るから。

…愛してるよ♡」

いうとそっと薄い唇にキスをした


N「ん…♡ありがと。智…
俺も愛してるよ♡」


オイラ達はゆっくり白いシーツのフロアで
愛を体中で語り合った


O「やっと、お互い誰にも邪魔されないで
愛し合えるね…」


そう、いくら女を抱いても
心と身体が満たされるのは
女じゃなくて、和也しか居なくて。


N「ん…もう、遊びは終わり…
愛は智とだけ紡ぐから…」


普段は言わないような
素直にまっすぐオイラを見ながら
耳を赤くする和也



愛してるから。
もう、遊びも余所見も、お互いしないと
互いに誓うように
ゆっくり唇を重ねた。





[関連ジャンル] 人物  [作成日] 2016-07-14 12:17:50

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