日記第二回目は、関西ではかなり重宝されるワード「知らんけど」についてお話したいと思いますლ(╹◡╹ლ)
前回の「ちゃうねん」も「~ではない」という意味だけではなく、言い訳をする際に「とりあえず話聞いて!」的な意味でも使われるということをお話しました。
この「知らんけど」も、本当に知らないという場合にだけ使われるわけではありません。
では、どのような場面で使われるのか。
白石くんと謙也さんを例に、早速見てみたいと思います。
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ある休日。二人が商店街をブラブラしていると、白石くんが新しいお店を指さして言いました。
「こんな店あったっけ?」
謙也さんは、白石くんが指をさした店の情報を事前にチラシで見て知っていたので
「ああ、アレ先週出来てんて。シャーペンとか消しゴム売っとうらしいで」
と、教えてあげました。
しかし、謙也さんは言い切った途端、急に自分の情報に自信を失くしてしまったのです。
『見た言うてもチラッと見ただけやし、もしかしたらちゃうとこやったかもしれへん』
『そういえば、ケーキ屋とかやったような気もする』
もし間違っていたら…。
マイナス思考が頭の中でグルグル回ります。
もし、間違えていたら後で白石くんに
「お前がこないだ言うとった店、全然ちゃうの売っとったやんけ!」
と、ツッコまれるかもしれない。
白石くんは間違えた知識を誰かに教えて、それが広まってしまうかもしれない。
でも、言ってしまった手前訂正するのもちょっとな…。
さんざん考え込んで、謙也さんはさっきの言葉に付け加えました。
「…知らんけど」
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お分かりいただけたでしょうか。
例文のように
・自分はこういう情報(もしくは意見)を持っている
・でも、そこまで確証や自信があるわけではない
・万一間違えていて、ツッコまれるのも恥ずかしいから、一応保険をかけておきたい
こういう時に「知らんけど」を使うことが多いです。
先程の白石くんと謙也さんの例を会話だけで出してみると
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白石「こんな店あったっけ?」
謙也「ああ、アレ先週出来てんて。シャーペンとか消しゴムとか売っとうらしいで。知らんけど」
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となります。
合っていれば、「知らんけど」発言をなかったことにして「ホラ、俺言うた通りやったやろ?(ドヤ顔)」と言えるし、間違っていれば「だから俺『知らんけど』言うたやん」と言える。
どちらに転んでもその後の対応が出来るのでとても便利なのです。
だからついつい重宝してしまうのですね。知らんけど
しかし、曖昧な情報しか発信しない人は周囲からの信頼を無くしてしまうのは、日本…いや、世界共通の常識です。
関西にお住まいの方は「知らんけど」の使い過ぎにご注意、それ以外の地域にお住まい方は「知らんけど」しか言わない関西人にご注意下さい。
それでは、このあたりで関西あるある第二回目もお開きにさせて頂きたいと思います。
ご閲覧頂きありがとうございました(⌒0⌒)/~~‥♪
P.S.:もしご覧になって「こんな時、関西の人はどうするの?」という疑問がございましたら、コメントやメッセージなどで、いつでもお気軽に聞いてください^^
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