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日記
BLの難しさに自信喪失(長文&愚痴注意)

師匠と崇める方からリクエストがあり、この2週間ずっと書いているBL。

BLは嫌いじゃないけど、二次元はNL>夢小説>BLの順で好きなので、どちらかといえば苦手な部類かもしれない。

師匠は、とあるジャンルのBLでは超有名な人で、10年前に私がひっそりと同じジャンルの“BLもどき”を書いていた時に声をかけていただいた。
その時に初めてその人の文章を読んで、衝撃を受けたのを覚えている。


「世の中に、こんな文章を書く人がいるのか」


師匠は、たった一つの言葉で100もの情景を描くことができる。
たった一行の文で、人を涙させることができる。

信じられないほどの語彙力と、言葉を操る技術で人の心を鷲掴みにする師匠のようになりたいと、私もこうしてジャンルは違えど、ドリノベで細々と執筆させていただいている。


話はそれてしまったけれど、その師匠から「久しぶりにNinaのBLが読みたい」とリクエストをいただいた。

師匠は私がドリノベで執筆していることは知らない。
でも、いろいろとカップリングを挙げていただき、その中から一番書けそうだった「ハイキュー!!」の木兎×赤葦を選ばせてもらった。

それから2週間。

BLの壁に直面している。

夢小説は、“夢主”という自分が生み出した“使い勝手の良い”キャラクターを、“すでに出来上がっている”世界観の中で自由に動かすことができる。

でも、BLはそのすでに出来上がっている世界観で、出来上がっているキャラクターを動かさなければいけない。

この制約の中で、どこまで自分の色を出すことができるか…

世の中のBL作家さんたちを尊敬します。
正直、私には無理だなと思った。

木兎と赤葦の物語を25000字ほど書いたけれど、正直、消してしまいたい。
自分の才能の無さに愕然としてしまって…

それでも、四苦八苦している私に、ドリノベで知り合った書き手さんたちはアドバイスをくれ、励ましてくれ、出来上がるのを楽しみにしていると言ってくれた。

何より、今、つらい思いをしている師匠に何かしてあげたいと思って、自分から申し出たことだ。


「Ninaの文章の良さは、事実に事実を重ねて事実を生み出す、事実の三段活用」

「文章を書くのではなく、文章を撮って、描くの。風景をカメラで撮るように、イメージを絵具で描くように。そうやって残すと、映画のワンシーンのような文章になる」


心に残っている師匠の言葉。

師匠に捧げるものだから、中途半端なものは書きたくない。

木兎も、赤葦も、大好きなキャラクター。
今書いている話に出てくる、月島も、黒尾も。

だから、彼らを“汚す”ようなことはしたくない。


事実に事実を重ね、新たな事実を生み出す。
それができないと、師匠をがっかりさせてしまう。

それなのに、思ったように木兎も赤葦も動いてくれない。
ううん、なんか二人を見失ったような気がする。

木兎×赤葦の話なのに、まるで赤葦×月島、月島×木兎、黒尾×月島のような話になってしまっている。


…ふう。

行き詰り、自己嫌悪に陥ったので、日記で吐きださせてもらいました。
なんかすっきりしたので、また向き合いたいと思います。

ここまで付き合ってくださった方、貴重なお時間をありがとうございました。

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2016-04-28 04:51:26

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