ガリレオシリーズに再ハマりし衝動と興奮と勢いで書いたガリレオの湯川×草薙のBLSS
腐向けにて観覧注意!
ホント、ショートストーリーのつもりが思ったより長くなってしまった。
何回かに分けます。
「女ってのはどうしてこういうのが好きなんだろうな」
帝都大学物理学科の第十三研究室で草薙が雑誌を片手に呟いた。何の話だと湯川が聞けば、草薙は読みかけの雑誌を差し出す。
『女の子がときめく壁ドン特集』
ページにデカデカと書かれた文字に湯川は鼻を鳴らし、そして興味がないと言わんばかりに雑誌を雑に机へ戻した。
「くだらないな。そもそも君はこんな所で油を売っている暇があるのか?草薙名刑事」
「今日は非番だよ。ちょっとお前の顔が見たくなったから来たんだが…邪魔だったか?」
最後の質問には答えず湯川は無言でコーヒーを啜った。何も言わないという事は居てはいけないわけではないのだろう。
「…それで、何の話だったか」
しばしの沈黙の後、そう聞かれ俺は無言で雑誌を指差した。
「あぁ、そうだったな」
返事は返してくるものの、やはり興味がないようで声には素っ気なさが含まれている。
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