小説を書くとき、読み手様の顔を思い浮かべるようにしている。
もちろん、一度も会ったことのない方々。
どんな目をしているのかも、どんな鼻をしているのかも、どんな口をしているのかも分からない。
だけど。
こういうお話を書いたら、笑顔になってもらえるかな。
こういうお話を書いたら、泣いてすっきりするかな。
会ったことも、話したこともない人たちの様々な表情を思い浮かべ、
自分も笑顔になりながら、泣きながら、お話を書いていた。
そんな一年でした。
リヴァイ夢『Calmi Cuori Appassionati』が完結した、2月9日。
一年間の連載を終えて放心状態にあった私に、たくさんの人が「お疲れ様」と声をかけてくれた。
大好きな作家さんが立ち上げた企画に参加した、2月14日。
ドリノベを卒業されるということで、ものすごく寂しい思いをしながら3本の小説を書かせていただいた。
「進撃の巨人」と「アナと雪の女王」のクロスオーバーを書き始めた、3月14日。
“門出”を祝うように小説がピックアップされた、9月27日。
ジャンルごちゃ混ぜの短編集を始めた、11月17日。
リヴァイの誕生日を祝うことができた、12月25日。
ちょっと思い返すだけでも、たくさんの出来事があったんだと思う。
その一つ一つが、ここで出会った方々無しでは、存在し得なかったもの。
「ありがとう」
この言葉を何度言えば、今感じている感謝の気持ちを伝えきることができるんだろう。
お世辞にも上手とはいえない小説を、書き続けることで伝えられるのだろうか。
分からないけれど、一つだけはっきりしていることがある。
私は、ドリノベで小説を書くこと、ドリノベで出会った人が、本当に好き。
だから、好きなことを大切にしていくことが、“お返し”になるのかもしれない。
「ありがとう」
来年の今日もまた、同じ言葉を伝えていられるように・・・
2016年も頑張ります。
そして、新たな出会いを、今から楽しみにしています。
皆様、良いお年をお過ごし下さい。
感謝を込めて、
Nina
日記へのコメント
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