1つの事柄に対するイメージの違いって面白いなと思うことがありました。
某フリマサイトで漫画やアニメ、ゲームのキャラクターをイメージしたパワーストーンブレスレットを作って下さる方がいらっしゃると知人から聞いて、探してみました。知人の言うとおり、その方はお手頃価格で提供して下さる方だったので、早速製作依頼をしました。とても人気のある方らしく、私以外にもたくさんの製作依頼があったにもかかわらず、迅速な対応をして下さいました。本製作に入る前にイメージの擦り合わせの為の打ち合わせをするのですが、その時に良い意味でイメージの違いに驚かされました。
私が依頼したのは黒子テツヤと薄桜鬼の山崎焏の2点で すが、どちらも私の予想をはるかに超えるサンプル画像を提示して下さいました。黒子テツヤの方は色遣いが、山崎焏の方は素材が、全く予想していなかったものでした。黒子テツヤの方は水色と乳白色のカルセドニーにアクセントとして赤いアゲートが使われていました。彼の髪色をイメージしたであろうカルセドニーはいいとして、黒子っちに赤というイメージの無かった私は驚きました。なんで赤?と、色々考えていた時に目についたのは黒バスの16巻の表紙でした。丁度連載の執筆の為に読み返していたところだったのですが、16巻の表紙は火神君なんです。そこでやっと腑に落ちました。火神君の髪色は赤黒のグラデーション。赤のアゲートは少しトーンを落とした暗めの赤。この赤は火神君なんだと。「光」の存在をアクセントに入れることによって「影」であることを表現しているのだと気付き、この方の発想の柔軟さに驚かされました。
山崎焏の方は、黒に鶯色、茶色と、色遣いはイメージ通りでしたが、使われていた石の素材がカラーのクラック水晶だったことに驚かされました。デザインサンプルや他の方が注文したものを見た感じ、アゲートやカルセドニー、キヤッツアイをよく使われていたのと、黒子テツヤの方がアゲートとカルセドニーだったのもあり、てっきり山崎焏の方もそうだと思い込んでいたら、見事に裏切られました。鶯色と茶色のクラック水晶を黒い石で引き締めることで落ち着き過ぎず、かと言って派手過ぎず、とても良いバランスのブレスレットができそうです。
同じキャラクターでも、人によってこんなにもイメージが違うものなんだとつくづく感心しました。私のイメージしていたものよりはるかに素敵なデザインでしたので、即決定して製作に入っていただきました。人の数だけイメージがある。そんなの当たり前のことですが、改めて大切なことだと思いました。自分のイメージだけにとらわれていると、素敵なものを見過ごしてしまう。人様の意見に耳を傾けることの重要性を、この歳になって再確認することができました。人生日々勉強です。
ブレスレットが手元に届くまで、もう少し時間がかかりそうですが、お値段以上に価値のあるものを手に入れられました。良い買物でした。
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