<静雄side>
1月27日、23:50、徹さんの部屋。
夜中だっていうのに俺はまだ起きていた。
理由は簡単。
『今日は起きたまま待っててくれ』と徹さんに言われたからだ。
徹さんは俺にそう言い残して仕事に行った。
俺は言われた通り寝ずにソファーに座って起きていた。
そんな時ドタバタと走る音がした。
そしてバンッ!!とリビングのドアが開かれ、息を乱している徹さんが現れた。
『ま、間に合った…ただいまぁ…』
「お、おかえりなさい…大丈夫ですか?」
『大丈夫大丈夫…』
「何をそんなに焦ってたんですか?」
『大切なこと』
徹さんは息を整えるながら俺が座ってるソファーの隣に座る。
『起きててくれたんだな』
「当たり前じゃないですか」
もしかして俺を待たせてるからと思って急いで帰って来てくれたのだろうか?
俺は徹さんを待つ事は全然苦じゃねぇのに。
『ははっ、ありがとう』
「あ、いや…にしてもどうしたんですか?」
『それはもうちょっとかな』
徹さんはスマホを取り出して時計を見てる。
その顔は凄く嬉しそうだ。
しばらくするとスマホを仕舞い、
『誕生日おめでとう』
と俺に言った。
「え…?」
『1月28日、0:00 誕生日だろ?』
そうだ…俺の誕生日だ。
『俺が一番に言いたかった』
つまり徹さんは俺の誕生日に間に合うように帰ってくれたと…?
「!! 徹さん…///」
嬉しさでオロオロする俺を、徹さんは抱き締めてくれた。
『誕生日おめでとう
生まれてきてくれてありがとう』
「…はい」
なんて俺は幸せ者なんだろう…。
俺も背中に腕を回した。
何でこの人は昔から俺を幸せにさせることが上手いんだろう。
『明日はデートに行こうか』
「デ、///」
『静雄が欲しいものわからなかったから、まだ誕生日プレゼント買ってないんだ
だから欲しいもの何でも買ってあげる
一緒に買い物心したり美味しいもの食べたりブラブラ過ごそう?』
「っ…ありがとうございます」
この日俺は、今まで以上に幸せな時間を過ごした。
俺も徹さんの誕生日には何かしてあげたいな。
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企画ものなので日記の方に掲載しました。
あと名前変換なしだと「太刀川徹」なので「徹さん」にしました。
シズちゃんHappy Birthday!!
蒼くんと共にお祝いするよ!!
シズちゃんラブ!!
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