『灰崎祥吾×唇』
「アンタ、いつまでそーゆーコト続けんの?」
「あ?お前には関係ねぇだろーがァ」
「……」
確かに関係無いけど、さ。
嫌なんだよ、やっぱり。
祥吾が色んな女の子と遊んだり、その… エッチしちゃったりとか、さ……。
「何?それともお前も俺に構ってほしーの?だったら構ってやるよォ」
「違っ…!」
祥吾は私の反論も聞かず、強引に自身の唇を私の唇に押し当てた。
異様に長く感じるキスに、私は祥吾の胸を思いっ切りドンッと押して抵抗した。
「っ…やめてよ!」
唇を服の袖でゴシゴシとこすると、祥吾は一瞬悲しそうな顔をしたけど、すぐに意地汚い笑みを浮かべて右手の親指をペロッと舐めた。
「お前、もしかして初めてだった?」
「っ…そーだよ!!」
「ワリーな、俺が奪っちまったわ。お前のファーストキス」
「ほんと… 最悪っ」
少し暗くなった祥吾の表情。
…何でアンタがそんな顔すんのよ。
「んだよ、俺にキスされたのがそんな嫌かよ」
……アンタにキスされたのが嫌なんじゃない。
でも、アンタは私以外の女の子にも誰にでもキスするでしょう?
私はアンタの“不特定多数”になりたいんじゃない。
「ちゃんと祥吾の彼女になってからされたかったのに……っ!」
祥吾の目が見開く。
そりゃそうだよね、突然の告白だもん。
今まで、想いを告げればアンタが離れていきそうで怖かったけど、もう抑えることの方が無理みたい。
「はぁ?何だそりゃ……」
「っ…、」
あ、やっぱり面倒臭い女って思われてるんだろうな。
「そーゆーコトはさっさと言えよ、バーカ」
「わっ…!」
気付いたときには祥吾の腕の中で。
一瞬何が起こっているのか分からなかった。
「そんなにオレのカノジョになりたきゃ、なれば良いじゃねーか」
もう一度合わせられる唇。
さっきより優しく感じるのは、たぶん気のせいじゃない。
「今日からお前はオレのもんだ」
意地悪くニヤリと笑う祥吾をカッコ良いと思ってしまうのは、コイツに心を奪われてるから。
***
2回に分けての投稿、すみませんでした。゚(つД`)゚。
どうしても、どのお話も削れる部分が無くてですね……。
もはやSSなのかも危ういですが、ご了承下さいませ…(土下座)
『髪色の明るいキャラ×手』を書いてて思ったのは、ほんと黄瀬涼太×年上彼女の設定好きだな、自分。
黄瀬君にね、「オネーサン」って言わせたいんです←
それから『貴女の一推しメンズ×頬』は宮地さんと虹村パイセンで迷ったんですけど、一回もバトンに宮地さん登場してないから宮地さんにしました((*´∀`*))←
私、宮地さんだと彼が報われない話ばっか書いちゃう傾向があるのですが、今回はまだ甘めだったハズ…(震え声)
あと最後の『最近気になってる彼×唇』のショーゴ君!
黒バスアニメ3期も始まりましたしね、彼のお話書きたいなぁ〜と思って書きました(σ≧∀≦)σ
そりゃもう気になりますよ、髪型が←
帝光時代のイケ崎どこいった?!←
遅くなってしまいましたが、今から皆さんの素敵バトンにコメして回ろうと思います(´・ω・)♡♡
お前からのコメいらねーよ、なんて言わないで下さいね。゚(つД`)゚。←
ではでは、かなりの長文失礼致しましたm(_ _)m
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