作者プロフィール
日記
★ハロウィン特別ストーリー3★黒バス番外編

*番外編2からの続き*


リビングから聞こえる自分を呼ぶ声。


着替えを終えたエレナは、自分のしている格好の恥ずかしさのあまりなかなか寝室から出られないでいた。


(う~………さすがにそろそろでないといけないよね…)


覚悟を決めたエレナがリビングへと繋がる扉のノブを掴む。



ガチャ、



という音とともに開かれる扉。

現れたエレナの姿に、リビングにいた全員の視線が集まる。
だが、そこにいた皆は動こうとせず、一様に目を見開き唖然とした様子だった。



黄瀬「な、ななななっ///!?何なんスかっ!?そ、そ、その格好はぁーーーっ///!?!?」



状況が分からないエレナは首をかしげ取り敢えずの笑みを見せた。



「あの……変、だよね………///?」



すると、次の瞬間、すごい勢いで黄瀬が飛び付いてきた。



黄瀬「可愛すぎッスからーーーーー////!!!!好きっ
!愛してるッス!!!」



突然の衝撃に驚くエレナのことなどお構いなしに、ぎゅうぎゅうと抱き締める黄瀬。
さすがに苦しさを覚え、黄瀬の背中を叩くものの抱き締める力は緩められることはなく、頭をスリスリと擦り付ける始末だった。



「ちょっ涼太ーーっ!?」



青峰/虹村「黄瀬ぇぇぇぇ!!!」



程なくして聞こえてきた青峰と虹村のドスの利いた黄瀬を呼ぶ声とともに、体から圧迫感が消えた。

視界に写ったのは少し離れたところに飛ばされたであろう黄瀬の痛みに悶える姿と、自分の目の前で仁王立ちしている青峰と虹村。


青峰「一人抜け駆けなんて許さねぇ!!コイツは俺のもんだ!」

虹村「あ"ぁ?テメーのもんでもねぇよ!!アホっ!」



目の前で喧嘩を始める黒いマントの青峰と海賊らしき虹村。
その異様な光景にエレナは思わず笑ってしまった。



「ふふっ二人とも、その格好で凄んでるの、何か面白いね♪………あ、みんなっハッピーハロウィン!」



頭に赤い二つの角を着け、赤色のビスチェ風の上半身に同色のミニスカートに黒のレースが装飾されたデビル風の衣装を身に纏い、足元は黒のニーハイソックスを履くエレナの笑顔に、一同は頬を赤らめた。



赤司(……やはりエレナが纏うと美しい…。しかし、無防備すぎるな。俺を誘っているとしか思えない。後で連れて帰ることにしよう……)

黄瀬(もう~~~////何なんスか、あの子!!可愛いにも程があるッスよ!マジ理性ぶっ飛びそうっスから!マジ好き、本当好きすぎる!!!)

青峰(笑顔マジ天使だな///!つか、すげーエロいな///!!胸っ!!胸!!今すぐ押し倒(←自主規制))

緑間(な、な、な、何なのだよ!?あの小悪魔は///?!か、可愛すぎるのだよ///!!)

紫原(エレナちん可愛いー!お菓子もいいけど、エレナちんがいいなぁー。)

虹村(オイオイ!?何なんだこの可愛すぎる小悪魔は///!?つか、エレナメチャクチャスタイル良くねぇか!?モデルっつーのは知ってたけど、足とかヤベェって///!!)

桃井(キャー!エレナーー♡♡♡可愛すぎるぅ!!GJ♡)

黒子(エレナさん………///)ブッ!!!


突然吹き出す垂れる赤い鮮血に驚く周囲と、桃井の叫び声。


桃井「だ、大丈夫っ!?テツくーーんっ!?」



出本である黒子は桃井に抱きつかれながら鼻を押さえていた。



黒子「す、すみません……僕には少し、刺激が強かったようです………エレナさん、すごく、可愛いです。」



見た目とは裏腹に、冷静な様子でしれっとエレナを誉める黒子に一同の視線が集まった。



黒子以外の全員(く、黒子抜かりねぇ……!!)



「テツくん、鼻血大丈夫?!……でも、ありがとう///」



黒子の言葉に少し照れたように微笑むエレナ。
その声に一斉に反応する黒子以外の男たちは、こぞって彼女に近づこうと一歩踏み出した。


しかし、バンパイヤの衣装を纏った彼の言葉により、彼らの二歩目は出ることなく終わってしまう。



赤司「最高に可愛いよ。……エレナ、君は何を着ても美しい。………俺のためにありがとう。」



「ありがとう…征くん///」



赤司以外全員(流石、赤司!黒子以上に抜け目ねぇーーー!!)






…………こうして、キセキたちのハロウィンパーティーが幕を開けたのだった____





…………番外編finalへ続く____

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2014-10-30 23:34:24

日記へのコメント

まだコメントはありません

スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp