日記
「おいてめぇら!うるせぇぞ!
嬢ちゃんが寝れねぇだろうが!」
「そういう船長こそうるさいっすよ〜。」
「んだとゴラァ!」
テントの向こうで騒ぐヤツらに構わずに、
規則正しい寝息を立てるこの少女。
寝るまでに時間がかかるかと思えば、
電池が切れたかのようにスッとそのまま夢の中。
海賊の喧騒は少女にとって子守唄になった。
そんな少女の頭を撫でて、寝顔を見る。
こいつはとんだ役得物だよな。
前日には一緒に来て欲しいと頼られて、
今日はあんなアクシデントにあって今に至る。
元気と笑顔が似合いそうなこの子に、
今のところそれをあげられてないが
明日、また次の日、色々体験すればいい。
立ち上がり、海賊たちの喧騒へ戻る。
「あいつは寝ちまったよい。」
今度は良かったぜと騒ぐこの連中に
今回本当にこの話に乗ってよかったと思う。
数話分更新しました。
この後の話をどうしようか
少し悩んでるので更新が🐢になります。
どうか、喜んでもらえると嬉しいです。
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