日記
船長の命令でこの歪んだ木を
なんとか組木に使えるように加工する。
「うわぁ、こりゃひっでぇ…根元からボッコリじゃねぇか」
斧を片手にそう独り言を呟く。
だって、これまでの海賊人生で見たことがない位の現場だ。
後ろから、同じクルーに頭を叩かれる。
「おいお前、口には気をつけろ!嬢ちゃんが聞いちまったらー…」
頭を叩いてきやがったクルーがチラリと嬢ちゃんを見やる。
まるで心はここになく、
どこに落ち着けたらいいのか
まるでわかってなさそうなあの顔。
「こんな惨状を目の前で見せられてんだ。
そりゃあーなるぜ」
「虫も殺したことなさそうな嬢ちゃんだもんなぁ。」
様子を見ながら口々に嬢ちゃんの話をする。
別に手伝って欲しいなんざ微塵も思ってない。
この出来事がなかったとしても、
嬢ちゃんには手伝いなんてさせられねぇ。
「よし、オメェら、いっちょやってやろーぜ。」
「あぁ、これでもかってくらいのやつ。やってやろうか」
更新しました。
探索はあの入道雲のせいで問答無用で中止となりました。
手がかりは今のところありません。
もしかして、お宝はもうないのかも?
でも、ならなぜ、あんなでかい猛獣がいるのか…。
あぁ、そんなことを考えるよりも、
目の前の問題を解決してあげないと…
私の作品が誰かの沼にハマりますように。
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