※この日記は長いうえに、つまんないです。
朝日新聞がいま、誤報問題で大変なことになってますね。
情報を伝えるジャーナリストが、死んでもやってはいけないこと。
それは、間違った情報を伝えること。
そして、事実を捻じ曲げて伝えること。
私も記者の端くれとして、今回のニュースには怒りを覚え、同時に悲しくなった。
記者だって人間。
間違えることはあるし、ニュースに含めるべきでない“個人の感情”を書いてしまうことだってある。
その間違いを正し、不適切な部分を削除するのがデスクや、編集者。
私たち記者を、誤報から護る最後の砦なんです。
それなのに、その編集担当が誤報と知りながら記事を世に出すなんて…
記者にしてみれば、エルヴィン団長が兵士に立体機動装置を外して、壁外調査に行くよう指示するようなもの。
団長を信じている調査兵は死ぬしかない。
どんな志しを持っていようとも。
“裏”が取れない情報を世に出す?
ありえない。
例えば、錦織圭くんが日本人初のグランドスラム決勝戦に進出したという記事を書くとする。
記者はまず、全豪(1905年〜)、全仏(1891年〜)、全米(1881年〜)、ウィンブルドン(1877年〜)の四大大会全ての決勝進出者を調べ、そこに日本人がいないことを確認する。
もし、大会の記録が残ってなければ、「◯◯年以降、日本人初の〜」と裏が取れた年から報じなければいけない。たとえ、“引き”が無くても…
記者は日々、情報との戦い。
どれが正しいかを見極め、知識を広げ、時にはバカになる必要もある。
朝日新聞はライバル社だけれど…
どうか、記者達がこれからもペンを持てますように。
「信頼を築くのは長い時間がかかるけど、信頼を壊すのは一瞬」とツイートした一人の記者。
そうかもしれない。
でも、貴方達はそれでもペンを折ってはいけない。
失った信頼は、また取り戻せばいい。
自分の会社を敵に回しても、“正しい情報”を伝えなければ。
がんばれ。
ライバル達!
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