ある日、なんの前触れもなく目の前に現れた。
「え!皆がのぼりになってる…」
さも当然のように流す3人が、ファミ○ーマートの入口に飾られている。
「なんでなんで!私は!?」
「だって、忙しかったろ?」
「あっち側が千夏の予定に合わせるわけがない」
「そーそー。撮影日だって限られてたしね」
いやいや、そもそもオファーすらなかったぞ。
一体これはどういうことなんだ。
「…ずるい。私も顔に手沿えられたり、ほっぺたツンとかされたいのに!」
「はは、そんなの需要ある?」
悪気がなさそうな傑の腹をパンチ。
「次回に期待しろよ、次回に」
「次があるの!?」
「さぁ。媚びでも打っとけ。全商品買う?」
コラボ商品はスイーツからパンまで色々(私のおすすめはまんまるやき。シール貰えるから)
店外に貼られたポスターには、すべての商品と3人の顔がずらり。
「はぁ?灰原達もいるじゃん…」
「ねぇねぇ、この私可愛くない?」
「ガチ可愛い。盛れてる。でも、実物の方が可愛い」
「棒読みじゃん」
「え、あ、本当に思ってるって!」
写真撮影に行けなくったって、私の過去写真の利用とか…。
コラボ写真、どうにかならなかった!?
まさか、ごっそりハブられるなんて…。
「…おし、全部買い占める」
「それはやめろ」
売上に貢献すれば、さすがに次回のコラボ(あるか知らないけど)は呼んでくれるだろう。
「待て待て。本当にやめろ」
「誰だー?千夏にこんな財力与えたのー」
ファミ○ーマートの関係者様。
是非、次回のコラボはこの八乙女千夏を起用しませんか!?!?
(しません)
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