こんにちは、Noahです。日記はイベント参加の3月、5月にうpしようかと思ったのですが、ただいまTwitterの方を運用停止している分、此方で色々と思った事を綴っていこうと思います。本当の本当に日記です。どうでも良い話をします。少し作品のネタバレ(羽京君夢『東の姫君とお見合い』龍水長編、『二人の航海者』)も含みます。
私の作品をよく読まれてる方は何となーく察しておられるかと思いますが、私の作風って初期と今ではかなり違うんです。初期の頃、つまり2021年5月〜10月辺りまで、特に長編はテンポよく進み、そして展開は思わぬ所で繋がるようになっています。ですがこれは実を言えばたまたまです。ドリームノベルで最初に乗っけた『僕と彼女の声帯心理戦争』とか『共同戦線』辺りはガッツリプロットを固めて、それに従って書いてるのですが、それ以降はプロットはありません。
もちろん頭の中では書きたいシーンとか、ラストだけはこうしよう、みたいなのがあります。ここでも載せてる『二人の航海者』なんかはそうで、ラストは結婚式を挙げるのと、『二人の航海者』というタイトルの千夜物語をルリさんに作って読み上げてもらう、というのは決まっていました。途中の流れはあんまり考えてません。その場しのぎで何とかふわっと書いてます。本当にテキトーです。
最近pixivで100いいねを貰ったよ!と通知が来たので、羽京君夢『東の姫君とお見合い』も読み返したのですが、この頃の私…話のテンポ最高だな…と思いました。(自画自賛) 西園寺って名前ならお見合い話来るやろ〜という妄想から広げて、東宮院家という名家をでっち上げ。因縁のある家同士だけど、和睦の為にお見合いする、というストーリーをこれまたでっち上げました。
で、何がいいのかと云うと、笑いのテンポが良い。お見合い話を貰った羽京が、見合いしろと進める祖父に、お父さんなら何かフォローが…と頼みの綱のように見るんですが、
《祖父より慎重かつ東宮院家に因縁のある父さんなら何かフォローが……
「一度、会えば分かる」
フォローじゃなくてトドメを刺された。》
こんな具合です。もう原文引用しました。何が良かったって、それまで淡々と東宮院家と西園寺家との確執、仲の悪さを書いておきながらコレという。
羽京君がフラグ建設しておきながら、秒速で粉砕されるというね…。我ながらギャグのテンポ良いなと思いました。
あと、最初羽京君に「仕方ない、僕には釣り合いませんってお見合い断ろう」って思ってる描写入れる
→羽京君が夢主に惹かれる
→夢主が「私では釣り合いません」って断る
っていう話の上でもフラグ回収してて、すげぇなこの頃の私…と思いました。実は無意識です。こうなるの知らなくて書いてます。
良い小説って、地の文が上手い人だと思ってたのですが、もしかしたら答えは一つじゃないのかもしれない、と思いました。ここ最近ずーっと、上手い小説という物はこれこれこういう物だ、例えば
・——や……は多用しない
・『…』は二つセットで使う 例)『……そっか』
・文章の終わり方が『〜した。』ばかりは辞める
そんな具合で、小手先の技術とかを調べたり、なるべく会話文ばかりにならないようにしてました。地の文が上手くて尊敬出来る小説家さんと比べたりして、近づけるように意識したりとか。
でもね、私たちが書いてるのってあくまで二次創作なんです。
所詮面白ければ何でもありなんです。硬っ苦しい事は考えなくていいんです。テンポ良く話がトントン拍子に進む。展開が思いがけない。キャラ同士の掛け合いが良い。フラグ回収が気持ち良い。私の書く小説の良さって、決してちっぽけではなく、無理に直してよい物ではないって事に今更ながら気が付きました。
私は私なりに、気軽に、肩の力を抜いてなんにも考えずに書けば良いのです。もちろん『我が先達の航海士』の時みたいに、知識面を入れて書くのも大事です。インプットするのは大事です。でもそれをする事に力を入れ過ぎて、私自身の小説の長所を見失うのはやめにしたいと思いました。
『二人の航海者』を夢本として出す為に編集したり、過去作を読み返すうちに「あれ、私って何も直す必要なかったんじゃないかな」という想いが出てきました。もう少し早く気付けよと思いましたが、まあ致し方ありません。やっぱり筆を一度折ってしまうとなかなか復帰するのは難しいです。元に戻るのは難しい。でもそれに気付けたのは、読んで下さる皆様から頂いたメッセージのお陰です。
本当にありがとうございます…!改めてお礼を言わせて頂きます。今回はこれにて終わりますが、また日記を書こうと思います。次は…ギャグの書き方(我流)とか?需要あるのか分かりませんが、そんな感じで緩くいきます。今後ともよろしくお願いいたします!
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