作者プロフィール
日記
光秀さんのお誕生日( *´꒳`*)


未艶です、久しぶりの日記です*
いつの間にやら、光秀さんのお誕生日ですね!
以前は武将の誕生日がある度に1作品書いていましたが、最近はなかなか書けず仕舞いで申し訳ありませんm(_ _)m

Twitterにお祝いのSSを書いて上げたのですが、こちらにも上げたいと思い、日記を使っちゃいました笑
一章使うにはちょっと短すぎるSSなので、日記にて失礼致します(ドリーム機能ありません)
少しでも誕生日が賑やかになったら嬉しいな( *´꒳`* )

光秀さん、お誕生日おめでとうございます!




꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱



『明智光秀BD2022(彼目線)』

秋の夜風は眠気を誘うのかもしれない。
暑くもなく寒くもなく、心地よい風が吹けば……
それは眠くなるのも必然だろう。
そう、この小娘のように。

「んーー……?」

俺の肩にもたれかかって、穏やかに寝息を立てていた姫が可愛く唸る。
微睡むように瞼を開いたかと思ったら、急に俺の肩から飛び上がるように頭を上げた。

「光秀さん、日付跨いじゃいました?!」
「ああ、随分前に。おはよう、姫」
「なんで起こしてくれないんですか、その為に縁側でこうして待っていたんでしょーー?!」

姫が何を言いたいかと言うと。
日付が変わる瞬間に祝いの言葉を言いたいからと、こうして無理して縁側に座って待っていた訳だ。
だが夜風に当たっていたら、案の定眠くなってしまい……俺にもたれかかって眠ってしまったと。

俺はずっと起きていたんだが、あんまり気持ち良さそうに寝ているから、起こすのが可哀想になったのもあるし、単に寝過ごして慌てふためく姫を見たかったのもある。
こうして恋仲になっても、俺の性分はそのまま故に結局は『意地悪』と捉えられてしまうのかもな?

「眠いなら眠ればいい、誕生日など大して重要ではないだろう」
「私にとっては最大級に大切な記念日です!好きな人が生まれた日なんですから……って、寝た私が悪いんだけど、もう!」

今度は若干頬を膨らませる姫。
よっぽど日付が変わった瞬間に言いたかったのだと、心が温かくなった。

(本当に……愛らしいな、お前は)

俺のために祝いの言葉を言いたいと意気込んで。
それで眠ってしまったのも可愛らしいし、それでこうしてむくれているのも可愛い。
結局俺は、姫が可愛くて可愛くて仕方ないのだ。

「あ……」
俺はふわりとその体をかき抱く。
そのまま耳元で、甘く囁いてやった。

「ならば……今からでも聞かせてくれ。お前の可愛い声で」
「っ……」
「まだ誕生日は始まったばかりだぞ?」

すると姫は俺を見つめてきて、ふにゃりと笑った。
少し頬を染め、その愛らしい唇で俺には贅沢すぎる言葉を紡ぐ。

「光秀さん、お誕生日おめでとうございます。これから先も、一番傍で祝わせてくださいね。生まれてきてくれてありがとう、ずっとずっと愛していますよ」

(ああ……幸せ、だな)
こんな幸せをなんと呼ぼう。
自分の幸福など二の次で、己を蔑ろにしていた俺が……酷く満ち足りるようで、つい胸のど真ん中が熱くなる。
俺は抱き竦める腕に力を込め、その細い肩に顔を埋めた。
つい目頭も熱くなったのは秘密だ。

「ありがとう、俺もお前を愛しているよ」

椛が赤く色付くように、俺の心も鮮やかに染まった。
少しだけ涼しい風に身を浸しながら……
今日がまた、忘れられない一日になると確信にもにた予感を感じたのだった。




꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱




2022.10.04
未艶

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2022-10-04 00:00:50

日記へのコメント

まだコメントはありません

スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp