他の方々も日記に表明しているように、私も今回の「ランキング」の件について意見を書き留めたいと思います。興味のない方、この話題を不快に思われる方はお引き取り下さい。
そして、先に申しますと、私はランキングに目を通さない派です。タイトルや作者の名前まで見る事はありますが、基本的に小説まで読む事はありません。
それは興味が無いからではなく、ただ単に書く側として専念しているので、読む側に回らないだけの事です。ですので、今回の件は第三者的な感想になると思います。それでも宜しい方は、先へどうぞ。
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一つ、私はランキングの存在に対する認識に、少し問題があるではないかと思っています。
もちろん読者の閲覧数・拍手数・ピックアップ数などを公平に考慮しているので、ランキングの順番や技術的な面で不正はないと思います。そこはご理解ください。
私が考えたいのは、ランキングに伴う「心理的な影響」の方です。
例えば、初めてこのサイトに訪れる人を想像します。彼女(または彼)が真っ先に読みたいと思うのは、ランキング上位……つまり「皆が面白いと認める」作品ではないでしょうか。しかもその上位作品が自分の好きなアニメを題材にしているのなら、尚の事。心理的に「読みたい!」と思うのは普通の事だと思います。
そしてその作品を読み、感激し、作者のファンになり、引き続きその作品を読み進めてゆく。結果、これの繰り返しにより、一つの作品がランキングに上がり続ける。
これはファンにとっては嬉しくても、ファンでない方には面白くないで状況かもしれませんね。
「ランキング」に左右される人間の心理が原因で、他の作品に目がいかないのも事実です。それを良く思わない人達の気持ちも、分からなくも無いです。
けれど、これは自然の流れではないでしょうか。誰の所為でも無く、「ランキング」と言うのはそういう物なのではないでしょうか。
人間が関わっている以上、理不尽な事・納得のいかない事は必ずあります。現実世界と何一つ変わらず、皆が満足する場所など何処にも存在しません。それを踏まえた上で、このサイトを利用するのがユーザーではないでしょうか。
今回のように、誰かが作品を「非公開」にするまで追い詰められたのは悲しいですね。
一歩間違えれば、誰でも被害者か加害者の立場になれたと思うと、少しゾッとします。
一人一人が「ランキング」と言うレッテルに捕われる事なく、気楽に、そして地道に作品探しが出来る日が来れば、何か少し変われるのではないでしょうか。
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長々と日記にお付き合いくださり、ありがとうございました。
私はこの件に関して「部外者」に部類するのかもしれませんが、せめて意見だけでも載せさせて頂きました。
事の全貌を知りませんし、あくまで収集した情報からの推測ですので、間違いがあれば遠慮なく指摘してください。
日記へのコメント
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