夜中にこんばんは、多々良です|´-`)
「蝶結び」第17章にて、和臣の化けの皮を剥がしてる途中(?)ではありますが、また裏話の方語っていこうと思います🌸
今回のテーマは、「蝶結びに登場する人物達の名前」についてです。
本編で主要な男性キャラは全員登場したので(女性キャラはあと1人登場予定)、男性キャラの名付けについてまとめました。
以下、やや本編ネタバレ注意⚠
【前提として】
蝶結びの男性キャラ(と一部女性キャラ)の名前は、明治時代の階級制度をベースに決めていきました。
理由は単純。作者が面白いと思ったから←
突き詰めて考えれば、作品における人物名は「識別記号」に過ぎないとも言えます。で、展開に絡んでこないならば適当に決めていっても何ら問題はありません。
ただ、その「識別記号」にも何かしらのルールがあったら個人的にテンション上がるなと思った訳です。
まず、蝶結びの男性キャラは以下に大別されます。
①日常あまり使われない(難しい)漢字の入った名前(該当:和臣、佳久)
②日常で使う(平易な)漢字で構成された名前(該当:太一、文高、昭人)
この違いは、彼らが所謂特権階級(華族)であったか否かを表しています。
【①について】
作中語られるように桐生家は華族ですので、全員①となります。「和臣と佳久は簡単な漢字じゃね?」と思われるかもしれませんが、辞書で調べてみると……
臣
【意味】主君に仕える人etc
【熟語例】臣下、君臣
佳
【意味】優れて良い。美しい。
【熟語例】佳作、佳人
……と、まあ日常会話で使わないであろう漢字であると判断したため①としました。特に「臣」の字、色々厳つい←
【②について】
反対に太一、昭人、文高は、②となります。以下、補足と名付けの由来等。
【太一】
太一の家(都築家)は酒蔵で、造り酒屋は元々富裕層が多かった(Wikipedia内容要約)とあるように、バリバリの庶民という訳ではありません。ただ、階級的な意味では該当しないので②となりました。
名付けの由来としては、美緒との関係性が作中「赤い糸」で表されているため、「何となく糸っぽい漢字を使いたい」と思ったのがきっかけです。
最初、そのまま「糸へん」の漢字を使った名前を考えたのですが(糺(ただし)とか)、美緒と被るなと思い。漢数字の「一」→真っ直ぐな糸に見立てた上で命名しました。
苗字の「都築(つづき)」については、「この先も美緒との関係性は続く」→「つづく」→「つづき」→「都築」といった感じで決めました。
【昭人】
「昭」の字についてはあまり日常で使いませんが、人名漢字として使われる場合が多いため、②となりました。
作中語られませんが、彼の実家はざっくり言えば地方の土地持ちです(余談)。
由来としては、彼のキャラ的に厳つめの名前にしたくて、独断と偏見で名付けました。個人的に「○人」って字面=カッコイイと思いまして←
【文高】
彼については、本編にてもう少し語られていくので省略します。
兎に角「一番簡単で読みやすい名前」にしたかったので、彼はこの名前となった訳ですが……其れはまた今度の機会にでも。
「葛西(かさい)」という苗字については、作家ジャコモ・カサノヴァ(容姿端麗でプレイボーイだったことで有名)をもじっただけという割としょうも無い理由だったり←
【例外】
千蔭と向陽については華族であり身分上①ですが、例外的に比較的簡単な漢字となっています。理由としては、対になる名前にしたかったからです(作者が対句表現とか対比とか謎に大好きなので←)。
……男性キャラの名付けとしては、ざっとこんな感じです。
ただ、和臣と佳久(と千蔭)については今回紹介したこと以外にも設定があるため、また本編が進み次第まとめて行こうと思います🎀
それでは、今回はこの辺で╰(*´︶`*)♡
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