こんばんは☆
今日は家康しゃんのご生誕日(*^^*)
おめでとう!家康しゃん☆
ギリギリだけど……
さて!甘いお誕生日を書たかった私ですが、さすがに作品内に甘々を載せれる状態ではないので、日記にて、SSを書かせていただきました!
久しぶりの恋仲二人なので、なんか変なところがあるかもですが…💦
読んでもらえたら嬉しいです!
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家康の誕生日前日。
「よし!家康の誕生日プレゼントも用意出来たしっ!お料理の内容も決まったし!あとは明日の家康の誕生日を迎えるだけ♪」
年が明けてから、家康の誕生日をどうやって祝おうかと、計画を練るに練った陽菜。
昨年は武将たちと盛大にお祝いをしたため、今年は二人でお祝いをする予定。
「(家康も、休みがとれそうって言ってたし、素敵な誕生日にしないとっ!)」
家康も楽しみにしているのか、仕事を前倒しで進めているため、明日の休みは、ほぼ確定に近かった。
だけど、より確実にするためにと、誕生日前日も仕事に励んでいる家康。
「(家康もお仕事頑張ってるし、私も明日のお料理の仕込みしよっと♪)」
愛しの恋人の顔を思い浮かべ、陽菜は頬を染めて、軽い足取りで厨へと向かった。
そして迎えた誕生日当日。
陽菜は朝早く起床し、布団を畳んで、身支度を整える。
「(昨日のうちに下拵えはしたし、お昼には家康の御殿に行きたいから、今から作ってお重に詰めて……いや、それか夕方に厨を借りて作った方がいいかな?)」
どのように行動するのが最適かを、頭で考えていると……
「陽菜、起きてるか?」
襖の向こう側から、秀吉に声をかけられる。
「秀吉さん?おはよう。どうかした?」
襖を開いて挨拶をし、首を傾げながら用件を聞く陽菜。
「おはよう。あー…実はな……。家康が…その……休みじゃなくなった……すまん……」
「え……?」
秀吉からの衝撃の言葉に、陽菜は目を見開き、そのまま固まった………。
秀吉曰く、織田傘下の大名が不正を働き、それを取締りに大名の元へと家康が向かうことになった。
せっかくの誕生日でもあるし、家康以外の武将が向かうつもりでいたのだが、こういうときに限ってトラブル続出……。他の武将たちも忙しく、仕事を前倒ししていた家康が、自ら行くことを申し出て、陽菜が起きる半刻前には、もう御殿を出ていたのだった。
「(……楽しみにしてたけど、大切なお仕事だから仕方ないよね…)」
秀吉の話を聞いたあとに、家康の家臣から、家康からの手紙を預かったと言われて手紙を受け取り、中身を開く。
そこには謝罪の言葉と、家康自身も楽しみにしていたことが綴られていた………。
祝いたい大切な恋人が、誕生日当日に不在のため、陽菜は普段通り、世話役の仕事や城の女中たちの手伝いをしていた。
仕事に追われていたため、時間が過ぎるのは早く、気づけば間もなく夕刻を迎えようとしていた。
「(……そろそろ夕餉の支度する時間だよね……昨日の下拵えしたやつも使ってもらえないか聞いてみようかな……)」
厨に行き、事情を説明すると、料理番の方は快く下拵えしていた食材を、アレンジして夕餉に使ってくれた。
夕餉も食べ、湯浴みも終え、部屋で布団を敷いて、火鉢に炭をくべる。
大切な日に普段と変わらなく過ごしていたため、陽菜の顔に笑顔はない。
もうあと半刻もすれば、家康の誕生日は終わる……
家康の誕生日に、お祝いの言葉も言えぬまま終わってしまうのかと思うと、嫌でもため息がこぼれる。
「(……もう遅いし、今日中には戻らないよね……)」
重いため息を吐いて、陽菜は布団の上で体育座りをして、襖の方をじっと見ていた。
「……………陽菜…」
「………ん…」
いつの間にか寝ていた陽菜。誰かに呼ばれ、閉じていた瞼を、うっすらと開ける。
そこには、心配そうな表情をした恋人の姿が……。
「…………え!家康!?」
驚きで一気に目が覚め、目を何度も擦って、夢ではないことを確かめる。
「……遅くなってごめん……」
「え……ううん!!それよりこんな遅い時間に帰ってきたの?」
申し訳なさそうに謝罪する家康に、首を振って、家康の手を握る。
その手は、かなり冷たく、この寒空の中、馬を走らせて急いで戻ってきたのだと痛いほどわかる。
「……陽菜だけじゃなくて、俺も楽しみにしてたから……」
「……家康…」
朝に沈んだ気持ちが、家康に会えただけで、一気に上昇し、気づけば家康を強く抱き締めていた陽菜。
「…おかえり、家康。お誕生日おめでとう…」
「ただいま…陽菜。ありがとう」
ギリギリ誕生日当日にお祝いの言葉を言えた陽菜。
愛しき者に、お祝いを言ってもらえた家康。
二人は微笑みあい、どちらからともなく、顔を近づけ、口づけを交わした。
完
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