こんばんは、絶賛夏バテ中の多々良です。
妖通りも遂に次で10章……ようやく一段落ついたので、裏話をゆるっと語っていこうと思います。
今回紹介する裏話は、題名にもある通り「那由多の呼び名について」です。
⚠以下、やや本編のネタバレを含みますのでご注意ください。
本作のヒロイン那由多は、店主達から「姫君」以外にも様々な呼び方をされていますが、実はそれには明確な違いがあります。
先ずは、「那由多」という呼び方。
今のところ、彼女のことを名前呼びしたのは伊津路だけですが、この呼び方はほぼ同じ目線の高さであることを表しています。
歳が近くて気兼ねなく話せる関係……という感じです。
驚かれるかもしれませんが、妖通りの面々の中で伊津路はかなり「若手」の部類に入ります。歳を人間換算すれば……10代後半から20代前半くらいでしょうか。だから、あんなにウブなんです(笑)
そして店主達の中では末っ子的ないじられキャラだったり。そのうち店主達の年齢順もまとめたいなぁ(´-`).。oO
そして呼び名2つ目、「姫君」。
これは、最上級の呼び名となります。「一番大切な存在」という意味であるため、那由多を姫君と呼んでいる店主達にとって、那由多はまさに姫同然。だから、方法は違えどひたすら溺愛されます。
しかし、名前呼びと違って「やや遠慮がある」呼び名でもあります。部長や課長というような馴れ馴れしくない、格式ばった呼び方とでも言いましょうか。
なので、城崎、高河原あたりは余程親密にならない限りは彼女を「那由多」と呼ぶことは無いかと。果たして名前で呼ぶ日はくるのかは……うふふのふ(๑σωσ๑)♡
ちなみに弓月は「姫様」と呼んでいますが、これは「姫君」のカジュアル表現に当たります。
敬いはするし一番の存在ではあるものの、いわば気軽な呼び方です。
ただ、作中にもありますが彼の場合ここぞというときにはわざと「姫君」と呼びます。殺し文句というか女心を分かっているというか……悪い男です(笑)
3つ目の呼び名、「お嬢さん」。
度会は那由多のことをそう呼んでいますが……これは丁寧な呼び方であっても、「最上級の呼び方」ではありません。そこが、「姫君」呼びとの大きな違いになります。
つまりは、那由多以外に誰か大切な存在がいることを暗示していることになります。その誰かというのは、言わずもがな。
彼にとっての「姫君」は、那由多ではなく「彼女」ということになります(´-`).。oO
4つ目の呼び名、「お前」。
この呼び名を唯一使ったのは尚波ですが、これは彼の迷いを表しています。……那由多のことをどう位置付けて良いのか悩んでいるので、取り敢えずこの呼び名にした的な。
つまり、「彼奴」以上に大切な存在と認めて良いか、腹の中ではとても迷っている訳です。
その答えが出たときに、別の呼び方に変わるのでしょう。
さて。いつの間にか熱く語ってしまいましたが、今登場している店主達についてはこんな感じです。
今後那由多のことを「そなた」とか別の呼び方をする店主が登場するかも分からないので、その時はまたまとめていこうと思います←
それでは、今回はこの辺で╰(*´︶`*)♡
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