今まで命名した夢主のデフォルト名の説明を、日記にちょこちょこ書いています。
私の夢小説を読んでいない方々にはつまらない内容だと思いますので、興味の無い方はスルーでお願いします。
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第五回、ついに区切りの良い回数まで来れましたね。
今回の夢主達は「袖触れ合うも他生の縁」と「狢」のヒロインです。彼女達には名前が与えられていません。「命名解説」と銘打っていますが、第五回では「何故、彼女達に名を与えなかったのか」を説明します。とんだ矛盾ですね(笑)
まず最初に「袖触れ合うも他生の縁」の夢主。彼女に名前を付けなかったのには、主に二つの理由があります。
一つ目の理由:
この作品は私にとって初めての夢小説でした。当時はこの夢小説を投稿するサイトも、個人サイトの持ち方も知らなかったので、名前変換機能のない一般サイトに投稿していました。二次創作に対する認識は優しかったのですが、変換機能のない場所では、どうしても名前は出したくなかったのです。私の書く作品はあくまで「夢小説」で、「キャラxオリキャラ」の小説とは認識されたくありませんでした。夢小説を知らない人からすれば、別に大した違いはないのかもしれません。それでも私自身がそれでは納得できない事もあり、無名のヒロインで物語を書き上げる事にしたのです。
二つ目の理由:
私自身が執筆者として未熟で、この夢主に名前を与える器量はありません。初めて文章で描く夢主なので、最初は私なりに名前を考えました。しかし結果として、彼女に対する思い入れが強すぎるあまり、夢主を表せる名前が見つかりません。物語の構成、キャラクター達の心情、夢主の想い……色々な面から見ても「コレだ!」と思えるような名が思い浮かばなかったです。
なので上記二点を踏まえ、「無理に名を与えるよりも、名無しのままの方がしっくりくる」と自己完結しました。
では、お次に「狢」の夢主。
名を明かさない事により、ミステリアスな要素を含ませるのも狙いの一つです。ですが、何よりも彼女には「矛盾」を抱えて欲しくて、名無しになりました。この作品を読んでくださった方は知っていると思いますが、ここでは夢主と銀時は同性愛者です。そして作中、猿飛あやめを愛する夢主は、男色な銀時を性的に襲おうとしています。その建前は「どんな形でも、最愛の猿飛あやめを振り向かせる為」でしたが、本音は「ただ同じ同性愛者である銀時に慰めて欲しい」と言うものでした。あやめに愛されない現実から逃避するため、銀時と寝る。
ですが実際、夢主は「銀時と寝る」事実からも現実逃避しています。イメクラ嬢になってまで銀時を捕まえ、体の関係を強引に築こうとしていますが、心は全く開いていません。「体を通して私を慰めて。でも私の心には踏み込まないでね」みたいな感じで、ある程度の情報を銀時に教えても、肝心の名前は教える気がないです。大胆な行動とは裏腹に、彼女はとても臆病である事を暗に織り込みました。
この心情は明確に描写していないので、スルーしてもらって構いません。あくまで私の胸にしまってあった裏話なので、解釈は自由に読者様へお任せします(笑)
今回はこんな所です。
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今回も長い解説にお付き合いくださり、ありがとうございました! 次回は「待ち遠しいその日」の京です。
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