日記
微かにぶつかった汗ばむ手。
ジリジリと焼けるような暑さの中、私達はどちらからとも無く指を絡めて手を繋いだ。彼はふと、繋ぐ手に目を落として、ほんの少し力を込めた。
その瞬間、ひやりと手の中に冷たい空気が生まれる。何事かと彼の顔を見つめると悪戯っぽく僅かに口角を上げて微笑んだ。
冷たい彼の手が気持ちよくて思わず頬に持っていってしまう。火照った肌に当てると溜息が零れた。
「ずっとこうしてたい」
「そうだな」
「…その返しだと私が甘えてるみたいになってる…」
「違うのか?」
「まあ、いいや。焦凍の手きもちいいから」
彼の右手の冷たさを味わいながら、茹だるような暑さの中を歩く。車道側歩かなくっていいから手離さないでねと言えば、やっぱりそれ甘えてるだろ、と返されて、誤魔化すように繋いだ手を振った。
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この暑い中おててつないで歩いてるカップルを見かけました。
唐突に轟くんの右手は夏でも冷たいのかなー、とネタが降ってきたので書きなぐり。
これの冬バージョンもアリですね!左を愛でてくれる夢主に、ほんのり嬉しいような表情を浮かべてくれたらいい…
長編では冬に入らないので番外編か短編で書きたいなぁ!
長編はストルゲー、友愛とか夫婦的な支え合う関係を描いてるので短編で激しいのも描いてみたい。
いつも唐突に始まって特にオチのない日記。
2000字あったらSS書けるね!
でもそれ日記じゃないか。゚(゚^ω^゚)゚。
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