えー。毎度お読み頂き誠にありがとう御座います。
今回UPした政宗のお話に出てくる『豊政』という人物。
この人は実在の人物なんですね。
京があった山城国から丹波国を越えた日本海側に位置する三面を山に囲まれた国、但馬国。
但馬国は山名氏という大名が治めていた国でした。
西国への進軍しようとしていた信長を助けたという史実は残ってませんし、今回のお話の為に私がねつ造しまして←(またかっ!)
けど、この山名豊政と言う方もまたマイナーな方だっただけに史実残ってませんで、唯一分かってるのって誰を正室に迎えたかって事と、家督をいつ譲ったかくらい。
そこで、勝手にお話をつけちゃったんですね。
ストーリー中にあった豊政の台詞の大本はNHK大河ドラマ『武田信玄』の中で信玄の長男である義信が幼い頃に母(三条の方)をあまりにも蔑ろにして泣かしていると、傳役に噛みつくシーンがありました。
もし幼い頃大好きな母上様がたまにしか来ない父上様に泣かされてるのを見たら、きっと息子ならこう考えるのではないかと、推察して書いたセリフだったんですよ。
でも、主人公の姫は武田家と見合いをするわけではありませんので、この妄想台詞を豊政殿に言っていただいた次第なんですね。
戦国武将でしかも一軍を束ねる将なら。
更には国を背負う国主なら、正室だけじゃなく沢山の側室を娶り子をなさなくてはいけません。
しかし実際は戦国武将と言えど、そこまで側室側室と何人もの女性を囲ったわけではありません。
下克上の戦国時代。
秀吉の様に低い身分から関白までのし上がれる時代なわけです。
生まれ持って身分が高かった信長は側室もいましたし、寵童までいました。
ですが、武将といっても元々身分の低かった者はそうでもなかったんですよ。
結構、一夫一婦な感じでした。
こっちのが実は多数派。
武将=側室いっぱいって言うのは一部の有名な武将達だけみたいなところもあるそうで。
だからそういうイメージが定着しちゃったんじゃないかと推測。
でもね。
てゆーかね、女はとかく金がかかるんです。
何人も揃えられないの!
お金ないと!
若かりし頃の明智光秀とか山内一豊なんかは超貧乏だったらしく、苦労して一緒に付いてきてくれた奥さんと生涯を共にしてますね。
大成しても、側室を娶る事はしなかったみたいです。
直江兼続もそう。
まぁ貧乏だったから側室娶らなかったってのは極論ですけど。
―真実の愛があったからこそ!―
と、私は思いたい。
けどまぁ、金なきゃ女囲えないのは今も昔も同じなんです。
ちなみに一番側室が多かったのは秀吉さんと秀吉さんの甥の秀次さん。
30人とかそれ以上とか。
こういうの聞くと『英雄色を好む』って言葉を思い浮かべずにはいられません。
『子は宝』
出生率も今から比べると低く、産後の肥立ちも悪く多くの女性はこの妊娠出産で命を落としました。
だからこそできた側室というシステム。
いつしか、それは主が手を付けた女は全て側室に、という流れに代わり、色を好む男達のハーレムと意味するものになっちゃいましたが、本当は上記の言葉が大本に生まれたシステムだったんですよね。
それにしたって、女は子を産む道具じゃねぇぜ。
愛し愛されて添い遂げたい一人の人間なんですよ。
きっと、不満を持ったり泣いていた女達は数多くいたんじゃないでしょうかね。
そう思うと、このお話を書く時に生まれる矛盾がどうしてもぬぐえない琥珀なのでした!
戦国武将でも一途な男は多かった!
これ、女の私には凄く嬉しい響きです。
毎度つまらん事書いてですいません(;´Д`)
琥珀の独り言でした!
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