おはようございます。
…"恋ダンス"を覚えねばならぬ
事態が発生しました。
手と足がからまりそうです。
脳ミソは既に
からまって、かたまってます。
運動神経、皆無。
奥貫アキラです。
さて、今日は、『とーらちゃん!』
についての振り返り。
…ノーマークキャラ、にも
種類があると思うんです。
例えば縁下君とか木葉君とかは
好きでも嫌いでもないキャラだったし
武田先生や烏養さんは、
意識したことはないけど、
ハッキリした個性がわかってるキャラ。
だけど、この山本君は、
どちらかというと私は苦手なタイプかな、
というイメージだったんですよ。
だから、どんなにマンガを読んでも
前向きに考えるとっかかりがなくて…
で、思いきってアプローチを変えてみた。
山本君がリエーフにダメだしする時の顔
(研磨に『台無し感がハンパない』と
言われるときの顔です。)が
『小説家の梶井基次郎に似てる。』って
ずーっと小さく思っていたので、
梶井基次郎からキーワードを探してみよ…
というハチャメチャなアプローチ(笑)
はい、お気付きの方も多いかも。
二人の初めての夜桜デートの時、
山本君が思い浮かべた、あの
"桜の木の下には屍体が…"という文章は、
梶井基次郎の有名な作品の出だし。
この梶井基次郎という人は
見た目は猿…ゴリラ…っぽいのですが
(そう、とらちゃんぽいのです 笑)
すごく嗅覚や音感、色覚などが
鋭かった人だそうで
その感性を生かした
瑞々しい語感の作品が特徴的。
このギャップがいい!
じゃ、山本君にも、
彼の熱さや単純さ(←ほめてる)を
逆手にとって、
彼より強くて逞しい彼女との恋、
そして彼らしいドタバタの挙げ句、
彼らしくない
静かで美しいプロポーズにしてみよう。
とにかく、
山本君らしくない舞台で
物事を全部、すすめる。
『ギャップ大作戦!』でいくぞ!
…こんな遠回りなルートで(遠すぎ 笑)
組み立てた物語でした。
"1エロ、1プロポーズ"が
お約束のはずなのに、すでに2話目にして
2プロポーズさせてしまう、この緩さ…
しかしですね、(←言い訳の前置き)
リアルでも
『彼女からダメだしされて
2回、プロポーズしました』
というカップル、時々、いるんですよ。
それって、すごいなぁ、と、思う。
1度ダメだししても、またしてもらえる、
っていう自信があるってことですよね?
その信頼関係って、すごい。
さらにこの山本君の彼女は
『ここじゃダメ、今のはダメ』じゃない。
『ここでもいいけど、
あなたの納得行くプロポーズじゃないなら
私は、待つよ。』
自分の理想、ではなく、
彼が納得いくかどうか。
これが本当の"猛獣使いテク"。
調教してしつける、のではなく
向こうからなついてくるのを待つ、
余裕ある飼い慣らしかた。
今、読み返してみると、
文章にはなっていないけど、
彼女とデートしてるときのとらちゃんの
楽しそうな表情がすごく、思い浮かぶ。
そのどれも、
すごく真剣だったり
ゲラゲラ笑ってたり、
優しかったり、頼もしかったり…
漫画のなかでは見たことないような
男らしくて青年でかっこよくて幸せで、
そんな顔ばかりで、
すごくお似合いの二人に仕上がったと
私的には納得のカップル、です。
"苦手"だと思っていたキャラを
こうやって克服できたのは、
この先さらに続く"ノーマークの旅"への
大きな支えになりました。
ところが、ここで犬岡君の彼女を
チラ出ししたことが、
のちのち自分を苦しめることになるのです…
それはまだ、先のお話…
あ!雨が降ってきた!
傘がない…走るしかない🏃
クロみたいな人がスッと
傘を差し出してくれるなんてことは…
ない、ね(涙)
濡れ鼠になりながら、いってきます💧
奥貫アキラ
日記へのコメント
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