お久しぶりです！
元気一杯、奥貫アキラです。

なにも綴らなかった間にも
"ウェディングプランナー"を
訪問してくださった皆様、
どうもありがとうございました。

残りの音駒メンバーについても
ちゃんと日記に記録していきます☺

さて、そういうわけで、夜久君。

…昨年の夏、だったかなぁ。
結婚式の会場で、心にひっかかる曲が
あったんです。
結婚式でよく聴くような
HAPPYなウェディングソングではなく、
歌詞もメロディーも、なんとなく切ないのに
プロポーズしてる感じの歌詞。
気になったので帰って早速検索してみたら
UVERworldの♪美影意志♪という曲でした。

さらに、
木葉君の時にも書いた"逗子三兄弟"の曲で
一番好きな♪湘南ラブストーリー♪の中の
"苦手なところもそりゃあるけど、
そんなお前も全部まとめて愛してる"
…という歌詞もすごく新鮮で。

その"ダメなところも愛する"…という
言葉にひかれた２曲をモチーフにしたのが、
夜久君の物語"未来への扉"です。

実は私にとっては
そんなにイメージのなかったキャラの
夜久君ですが、
ちょうど22巻で
クローズアップされてたこともあり、
何度も読んでキャラの個性を熟考した結果
『夜久君なら、この２曲がぴったりの話を
作れそう！』と決意。

で、選んだテーマが、
"休みのあわない二人"なのでした。

…それまで書いた19人の中で、
一番、危うい二人に見えませんでした？
ハッキリしてる…しすぎてる二人(笑)

ケンカの仕方って、大事だと思うんです。
私は、これがすごく下手。
口にしたらケンカになる、ってわかってたら
もう、面倒だから言わない。
けど、勝手にストレス溜めてしまう。

言ったら、もう、おしまい。
完膚なきまでに言い合って、
お互い、大キライになる(笑)

夜久君と夢主みたいに
ガーッと言いたいことを言っても
しばらく会わなくても、やっぱり
仲直りしたいと思えるのは、憧れます。


んで、テーマの"休みがあわない"ということ。
皆さんは、平気？

うちは、私も夫も
勤務時間や休みが不規則な仕事で、
それはお互い様だと思ってる。
それでも時々
"そこは仕事より家庭を選んで欲しい"と
思うこともあるし、きっと夫も
何度もそう思ったんだろうなぁ(笑)

同業者同士の夫婦でもそうなのですから
私の周囲で離婚する人の多くは、
夫婦どちらかがそれに耐えきれない、
というパターン。

それを解消するためにはやっぱり
相手の仕事を理解するのが一番！
そんなリアルな思いてんこ盛りのお話です。

…そして、
本当はこのまま
クロと夢主に繋がるはずだったので、
その二人についてうっすら考えながら
書いてました。

クロは夜久君の物語の頃は、
トーコと別れて荒れてた時期。

…もちろん、トーコさんの名前や
二人のシチュはまだ決まってないけど
なんとなく、
物語の出だしはUNHAPPYなスタートだな
…と思っていたし、

夢主も、過去の恋愛をひきずってて
仕事に生きるつもりでいる、という設定は
この頃、ぼんやり決めてました。

"実は有名人"とだけ書いてある研磨も
この頃はまだ、なぜ有名かは決めてないし
リエーフが福永君の二次会で
ナンパしてるのが方言女子なのも
まだ全然、
決めてなかったっちゃけどよね(笑)

でも、リエーフや研磨はリクもきてたから
もしかして書くとしたら、なんか伏線を
仕込んでおかなくちゃ、と思って
こそこそと種だけ植えてる感じが、
今、読むと笑えます。


音駒お徳パックやクロの物語を
全部読んでから
この夜久君の物語を読んでみると、

夜久君を書きながら、
『この先、どうするべ…』と迷ってたのが
すごーく伝わってきて、なんか、懐かしい。

結局、夜久君の物語で
"結婚式の準備"について書き、
クロと夢主で
"結婚式そのもの"について書けたのが

"ウェディングプランナー"という
タイトルの物語らしくてよかったな、って
思えた１つでもあるんですよ。

さぁ、そして
迷いましたが、このあと、
愛するクロに行く前に、
音駒 お徳パックを書くことに決めた私。

短いもの、今でも書けるのか？
ニーズはあるのか？
イメージは壊さないか？
駄作の連続にならないか？
みんな、がっかりしないか？

そんな思いを振り切るように、
この後、自分への新たな挑戦が
始まり、

夜久君と夏希ちゃんは
クロと夢主の大事なキーパーソンになる、

…そうか、
この頃からすべてが
"終わり"に向かってたんだ。

繋がってる、って、

難しいけど、
やっぱ、おもろいな！

と、他人事みたいに思ったぞ。(笑)

奥貫アキラ