おはようございます。
毎朝、右側の髪だけはねるのは何故だ?
今朝もぴんこしゃんこな奥貫です。
(こちらの方言では、
髪が激しくはねることを
『ぴんこしゃんこ』と言います)
さて、今日は、木葉君について。
赤葦君の物語で、
私自身がすっかり大好きになってしまった
木葉君とエリちゃん。
二人の物語も書きたいなぁ。
そう思い始めた時、
たまたま立ち寄った雑貨屋さんで
Marry me!!という香水を見つけたんです。
その瞬間から"エリちゃんには、これで
密かに木葉君のプロポーズを誘導させよ!"
と決めてました。
ちょうどその頃、よく聴いてた音楽が
逗子三兄弟、というグループで、
中でも
♪サマーウルフ♪と
♪ぶっとびマンフィーバー♪という、
エロくてチャラい曲が大好きで(笑)
木葉君とエリちゃんには、
こういうチャラくてポップで軽い、
肉体関係最優先!みたいな(笑)恋を
させよう、と勢いづいて書き始めたのが
最初の頃の文章から見てとれます。
が、すぐに行き詰まりました。
なぜなら、
私がそんなシャレた?!恋を
したことがないから(笑)。
言葉もシチュも、
全然、ペラペラのものしか浮かばず…
はい、もう、すぐに頓挫、企画倒れ(爆)
そこでグググッと進路変更して
赤葦君の裏物語、ということに
なったわけです。
"ウェディングプランナー"に出てくる
夢主たちには、ほとんどどこか
私自身の要素が入ってます。
例えば全く正反対に見える
雪乃ちゃんと夏希ちゃんでも、
どっちにも少し、私の要素は、ある。
でも。
エリちゃんだけは、私の要素、0。
完全に"憧れ"で書きました。
こんな女性になりたい!という憧れ。
エリ、という名前は、まだ彼女のことが
あまりよくわからなかった頃、
"帰国子女にしようかな"と思ってたから
英語でもいけそうな名前にしておいたけど、
そんな付加価値つけなくても、
十分に彼女らしい存在感を
随所で輝かせてくれました。
それと同時に、木葉君。
"下の名前、何だったっけ?"から
調べ直したくらいのノーマーク君でしたが
この頃にはもう、大好きで大好きで。
木兎さんが太陽で赤葦君が月ならば、
そのどちらもを包める広さをもった
"空"のような、大きな人にしたかった。
もはや私にとって"梟谷"といえば
この3人は必ずセット。
自由奔放な長男の木兎さん、
しっかり者の三男、赤葦君、
その真ん中で調整役をする次男が木葉君。
この図式は揺るがぬ関係です。
…さて、物語。
結局、赤葦君の裏話となったわけですが
それ以外の場面にもポイントはあって、
ひとつは、オカマバーの皆様。
すっごく個性的なポジションですが、
マイノリティーならでの立場で
サラッとした会話のなかで
大事なことを話してくれてます。
そして、
自宅での小さなパーティーから
木兎さんの双子ちゃん宣言、
その後の木葉君とエリちゃん二人の場面、
人前式、披露宴での胴上げ。
とっても前向きな三人に見えるけど、
乗り越えたものは三人ともとても大きくて
それを見守ってきた仲間ならではの
おっきなあったかさの詰まったこの物語、
本当に、書きながら私まで
楽しくて嬉しくて幸せでした。
もしかしたら27人のキャラの中で
1、2を争う(あと一人は誰かって?
そりゃ、海君でしょ 笑)伏兵だったのでは
ないでしょうか。
ちなみに。
クロとプランナーちゃんの時に使った
バルーンに写真をぶら下げる演出、
ほんとは木葉君ちでの
ウェディングパーティーで使ってたんです。
でも途中で
『普通の家の天井の高さでこれやって
なおかつそこに180㎝前後の男性が
ウジャウジャいたら、バルーン、邪魔。』
と、却下。写真は壁に洗濯物みたいに
張り付けることにし、
『クロと夢主の時にバルーンフォト使って、
縁下君にリリースの掛け声、してもらお!』
…と、この演出はその場面まで
保留が決定したのでした。
そして、
彼らの結婚式の後で、
夏希ちゃんとケンカ中、ということが
チラッと漏れている夜久君が
次の主役となり、
このあたりからうっすらと、
クロの存在も見え隠れすることに
なっていくのであります…
ゆうべも22巻、読んでから寝ました。
梟も猫も、大好きだぁっ!
奥貫アキラ
日記へのコメント
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