おはようございます。
今日は何より、感謝から。
5回目のピックアップをいただきました。
…もう完結した作品なのに、いいの?
でも、すごくすごく、嬉しいです。
なぜなら、今まで書いてきた中で
一番苦しかったのは、
"ランキング・
数字との戦い"だったからです。
というわけで。
今回は、"苦しみ"の思い出がいっぱいの
縁下君について振り返ります。
ここまで書いた12人の中で、
当時、最も興味がなかったキャラ(笑)が
縁下君でした。
でも、他の烏野キャラを書く勇気も
まだなくて。
…そんな消極的な理由で選んだ人物。
縁下君のビジュアルイメージは、
ただ1つ。
しかも、本人のイメージではなく、車。
なぜか"青のアクセラに乗ってそう"。
これだけ。
…ほんと、何故そう思ったのかは
いまだに不明…
あと、菅さんと仲良さそうだから
菅さんと同じ勤務先、でも記者じゃない。
頼まれて、菅さんの結婚式を手伝う。
そんなうっすらしたスタートでした。
だから、
物語のテーマも、思い浮かばず(笑)
ちょうどこの頃、ONE OK ROCKの
♪Whenever you are♪を
車でよく聴いていて、
それを聴く度に思っていた、
"愛してる、の言葉の意味"
をテーマにすることにしたんです。
"愛してる、ってどういうこと?"
そんなことを口にする夢主で
縁下君がそれについて
真摯に答えたくなる夢主。
…で、恋に傷ついた経験から
心を閉ざしてしまった夢主に決定。
最初のうちは、
書いてて苦しかったです。
だって、暗いんだもん(笑)
多分、その息苦しさは、
縁下君の気持ちで書いてたから。
でも、"バレンタイン事件"の頃から
雪乃ちゃんの心の痛みが私にも
少しづつ分かってきて、
だんだん、書きやすくなってきました。
最初の心の距離が
とても遠い二人だったので、
なかなかラブシーンにならない話。
さらに、夢主、暗め。
そんなこともあってか、
この話の時に初めて、
2次元トップページ
…いわゆるランキング…から
おっこちたんです。
すごーく、辛くて。
読者様の期待に
添えてない話なんだな、って。
自己満足に、なってるのか、って。
"エロ書かないと、やっぱ、だめ?"
"それとも、キャラの解釈、間違えた"
"もう、皆さん、結婚ネタ、飽きた?"
毎日毎日、そう思いながら、書いてて。
そんな私の異変に気付き、
メッセで支えて下さった皆様…
本当に感謝しています。
マジで、あの頃の苦しさがあったからこそ
書き続けることの意味、を
真剣に考えました。
この話、当時にしては結構長目なのですが、
結局、ラブシーンは、一回だけ、です。
数字や、自分の満足のために
ラブシーンを入れるのはやっぱり違う、と
思ったから。
物語の展開に必要ないラブシーンは、
入れない。
だって私、そんなに、
ラブシーンのネタ、持ってないし(笑)
脱がなくても、
読んでもらえる話を、書く。
だからこそ、
たまに脱ぐことに、意味を持たせる。
それは、これから先も、譲らない。
…私が私の言葉で書くことの意味を。
それでもいつかまた
トップページに戻れるような話を、書く。
…そんなこんなで私なりに腹をくくり、
たった一回のラブシーンの後に
テーマである"愛してる、の意味"を
語らせる、という、縁下君にすれば
鬼のような作者だったと思いますが、
今となっては私、
この物語、大好きなんです。
派手ではないけど、
優しさと厳しさと誠実さと忍耐強さと
何より、真摯に言葉と愛情で
夢主の心と向き合うのは、
やっぱり縁下君の、
レギュラーになれなくても腐らなかった
烏野時代があってのこと。
"逃げちゃ、ダメだ。"
彼の作中のセリフは、
本当は、夢主ではなく、
私に向けられていたのかもしれません。
…こうして数字の呪縛から
やっと立ち直った私でしたが、
次にはまた次の苦しみが
待っていたのでした。
それは、また、明日。
結びに、
本当に、ピックアップ、
ありがとうございます。
皆様の応援と愛に、
心からの感謝をこめて。
さぁ、
今日も、頑張ってきます!
皆様も、お風邪など召されぬよう、
暖かくしてお過ごしくださいね。
奥貫アキラ
日記へのコメント
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