こんにちわ。
昨日、初めてジャンプショップに行き、
興奮してきた奥貫です。
…愛しいクロの商品は
ほとんど売り切れてましたがね…
さて、今日はツッキーの物語です。
これを書いてたのは2015の年末。
大掃除しながら
頭は物語のことでイッパイだったのを
覚えています。
初めての執筆をし始めて
二週間ちょっとたっていたこの頃、
書くこと自体は悩まなかったのですが
ちょっと"転換期だな"という自覚があって。
"繋がる物語"を書くと決めてから
その"繋げ方"…
つまり"伏線"をちゃんと考えて仕込まないと
無理が出てくるだろうな、ということ。
それから
このままの感じで進んでいったら
主人公が変わるだけの恋愛物になるのは
目に見えてるな、ということ。
ついでに、
あとの烏野のメンバーは、全然、
ネタが浮かばないぞ、ということ。
…それを考えると、
ここらで一旦、烏野から離れて、
作風も少し、広さや深さを持たせなければ。
そう考えた時期でした。
烏野から繋げるなら、青城。
繋ぐとしたら、
ツッキーを全日本に就職させて
次は及川さん(青城)のターンだな。
…そう思い、
当時は全然、よくわからなかった
ツッキーの登場、と相成ったわけです。
最初に決めてたのは
電話のシーン。外国から電話かけてきて
ご飯に飽きた…と文句を言う。
あと、伊勢エビにたじたじになるところ。
頭、いいのに、目の前の伊勢エビを
どうしていいかわかんない…って
なんかかわいいじゃん、ということで。
(なぜ伊勢エビかって?
それは、私が同じ状況で伊勢エビもらって
超 ビビり、困った経験があるからです 笑)
で、食べ物が絡むなら、それが得意な女性、
しかも、
ツッキーのツンデレを受け止められる
年上女性やね、ということで
夢主、決定です。
あとはもう、結婚式のシーン。
絶対、派手なことはしたくないはず。
タキシード着たり、
山口くんに友人スピーチ頼んだり、
ケーキ入刀とかするツッキーなんて
想像できない。
もしかしたら
烏野のメンバーすら招待しなさそう。
…でも、来てもらわないと、
物語になんないし←作者の都合 笑
そんなこんなで、
お互いへのサプライズのパーティー、
というのをメインにしました。
プロポーズもね、
絶対、自分からは言わないだろ、と思った。
相手に言わせるように仕向けつつ、
でもちゃんと指輪は準備してる、的な。
(ベッドから出ていく場面のセリフ、
最初は『のど、かわいた。』じゃなくて
『ちょっと、トイレ。』だったんですよ。
でも、ツッキー、こういうときに
トイレ、とかって言わなさそう…と思って
『喉、乾いた。』に変更しました。)
そうやって書き始めてみると、
それまであんまりわからなかった
ツッキーの性格や魅力が
グイグイ、わかってき始めて。
書き終わる頃には、
すっごく信頼できる人だと思い始め
"これなら次の及川さんの
語り手にしても大丈夫!"と、
すっかり見えかたが変わったのでした。
…あ、つまり
私自身が最初に"奥貫マジック"に
かかったのは、ツッキーだったのか…
私は太平洋岸の街に住んでいて、
条件がよい夜には、割としょっちゅう
この"月の道"のかかった海を見ます。
この後、なんどか"月の道"に見守られる
カップルが出てくるし、
(クロと夢主もでしたね。)
ツッキーの小さな仕掛けで
幸せを彩られるカップルもいるし
(及川さんはもちろん、
影山君の彼女との合宿所での再会も、
夢主のブーケを準備したのもツッキー。)
どれもツッキーを書いてるときには
のちのち、そうやって使うつもりなんか
さらさらなかったのですが、
"伏線"を
"広く使えるように仕掛ける"
というのは、
こういうことなのか、と後になって
ホントに助けられたわけで。
やっぱりツッキーは
大きな意味のあるタイミングでの
登場だったのね…と
振り返って改めて思う奥貫でした。
…さて、明日は、
2015から2016に移り変わる
年越しの時期に書いていた、
及川さんのお話についてです😃
日記へのコメント
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