おはようございます。
まだ、今現在でも
年賀状書いてる(苦笑)奥貫アキラです。

今日は、２話目、旭さんのお話について。

１話目のノヤっさんは『勢い』で書いた
…というのは昨日、お話した通りですが、
この２話目は、ある意味、
『ウェディングプランナー』の方向性を
具体的に決める位置付けとなった話です。

皆さんは、
『なぜウェディングプランナーの目次には
タイトルはあるのに、
キャラの名前が掲載されてないんだろ？
そしたら好きなキャラだけ読めて
便利なのになぁ。』
と思ったことはありませんか？

それは、手抜きです。とか
忘れてたもんで、アハハ…
とかいう理由だと
とっても私らしいのですが(笑)

実は理由があります。

(そんなん、言われんでもわかっちょる～！)

はい、さすが皆様、その通り。答えは、

『前の話と、どこかでリンクしているから』

単独で読んでもわからなくはないけど
細部まで感じてもらうには、前から順番に
読んでもらいたいなぁ…という、
作者のわがままな思いから、なのです。

結婚式の楽しみのひとつ、引き出物を
家で待ってる人がいる…というシーンで
始めたいな、と思ったこと。

ノヤっさんの"家庭円満Tシャツ"を、
家で待ってる彼女が
面白がって笑ってくれることで
キャラの彼女への心を
表現したいな、と思ったこと。

で、
『じゃあ、
ノヤっさんの結婚式の後の設定にしよ。
なら、次は旭さんだな。』
と思ったことが
"リンクする物語"の始まりでした。


さらに、もうひとつ、よく言われることが
『大人なのにキャラが崩壊してない』と
いうことです。

これは、口調や思考もあるでしょうが、

"彼らのビジュアルと職業"を細かく設定して
書いてたのも理由かな、と思うのです。

話にキャラを合わせるのではなく、
キャラらしい仕事、制服をまず決めて、
そこで働くからこその物語をつけてました。

そうすると、旭さん、ロン毛ヒゲですよ。
どこで働く？
…ツナギが似合う工場勤務かな。

夜勤もあるけど
勤務時間がはっきりしてるから、
週に2回くらいは地元のバレーチームで
プライベートを楽しんでそう。

仕事のあとは必ず、缶コーヒー、飲みそう。

…そんなことを設定しました。

で、最初は会社の事務のお姉さんと
つきあわせようと思ったのですが、
それだと、
公私ともに尻に敷かれっぱなしで
旭さんの男らしさが書けないなぁ…

あの旭さんの"男らしさ"を
象徴するとしたら…お姫様抱っこ？！

で、ちっちゃくてフワフワしてる女の子。
見た目はフワフワしてて、
旭さんでもビビらずに仲良くなれそうな
女の子なんだけど、心は真っ直ぐで、
旭さんをリードする天真爛漫さが必要だな。

いつか旭さんのヒゲがもっと伸びた頃、
二人でお店とかしてたらいいじゃん…
ヒゲの亭主が似合いそうなシチュって
なんだろ？

陶芸家の彼女…
牛飼いとか農業系の彼女…
ログハウス暮らしのアウトドアな彼女…

いや、にあわないなぁ。
話も合わなさそうだし
そもそも、旭さんの生活では
そういう人に出会わなさそう。
(ここ、大事です。
物語としてならいくらでも作り上ますが、
キャラがずれていきます…)

あ、コーヒー繋がりならうまくいく？！
そうだそうだ、カフェをやりたい女の子。

…こうやって(説明、長くてごめんなさい。)
夢主が決まってからは、早かったです。

ちなみに、クロの結婚式の時、彼女は
カフェをオープンさせてますが、
私のなかでは旭さんは
このカフェでは働いてません。

…旭さんだったら、"カフェ" より
"喫茶店"にいてほしいんだよなぁ。
旭さんが彼女と一緒にお店に立つのは、
早期定年退職して、55歳くらいから。

それまでは奥さまに
『安定した収入があった方がいいから、
旭は、外で稼いできてね。』とか言われて
逆らえないまま、工場で働いて。

でも、旭さんはそう言われることが
イヤじゃない気がするんです。
家で、奥さまが自分のためだけに
淹れてくれるコーヒーを、
いつも楽しみにしてて、
『君のコーヒーがやっぱり一番、
おいしいなぁ。』って
ロン毛やヒゲが白髪になっても
目尻を下げて、
ニッコリ笑ってくれそうです。


…さて、こうして
少しずつ方向性が決まってきた
"ウェディングプランナー"

次はいよいよ、
"これを読んで、ファンになりました"
と言ってくださる方がグンと増えた、
初期の中でも特徴的な作品、
大地さんの物語です！

…こんなに裏話したら、
皆さんのイメージ、壊れてしまうやろか？
ガッカリさせてたら、ごめんなさいね…

急に弱気。腹が減ったからか？

By 子供の冬休みは
ご飯のことばっかり考えてます…

奥貫アキラ