書き手なら、必ず思うのです。
どんな結末であっても、作品を完結させたい。
読み手なら、また、思うのです。
まだ終わらないで。まだその世界にいさせて。
今朝、執筆仲間の――友人の、450ページを超える大作が、完結を迎えました。
彼女の、つらさ、苦しさ、よく知っています。
何度も相談に乗って、励まして……彼女がそれを乗り越えて、ぐちゃぐちゃになりながらも完結まで走りきったこと、本当にすごいと思います。
すごい。
偉かったね。
頑張ったね。
負けなかったね。
すごいよ。
本当に、おめでとう!
涙が溢れて止まらないんです。
最終章に感極まったのもあるけど、ここ何ヶ月かの重圧やしんどさを知っているから、「あぁ、良かった」と安堵した瞬間からの、号泣です。
またもう一回、最初から読むんだ。
で、彼女の紡ぐ、作品・キャラクターへの愛にどっぷり浸かるんだ。
楽しむんだ。
お疲れ様でした。
また、いち読者として、ファンとして、仲間として、友人として、次回作を待っています。
待っています。
……って、寝ている彼女を起こすのも忍びなくて、ここでこそりと呟くのです。
いいんです、更新・完結を見届けたあとすぐ「お疲れ様」は伝えたので。
◆◇◆◇◆
今、確認してみたら、彼女とは、11月末「スパイス」の完結直後からの付き合いでした。
9ヶ月かぁ!
(半年くらいやと思ってた。ビックリした)
そして、執筆を再開して(ドリノベで執筆を開始して)もう10ヶ月?
いやー、早いなぁ……長編3作目までたどり着くとは思いませんでした。
「スパイス」は私の好み全開で書いたので、めちゃくちゃ楽しかったです。久々の長編だったので、本当に楽しかった。
「君がため」は読者様が好みそうなものをと思って書き始めたので、ストレスが半端なく、「この世界から抜け出したい」と苦しみながら書き終えました。酷いバッシングもありましたしね。心が折れました。
「サキュバスちゃん」は……一般長編の息抜きにと思って書き始めたのですが、一般長編に手を付けなくなるくらいのめり込んで書いています(笑)
楽しいです。
いろいろ、チャレンジさせてもらっているので。
まだまだ書きたいエピソードがあるので。
「書きたい」欲は、無限ではありません。
有限です。
いつか、枯渇します。
自分のせいであったり、心ない言葉のせいであったり、環境のせいであったり、枯れる原因は様々です。
枯らせてしまう前に、完結させたいとは常に思っています。
が、無理をして体調を崩すと大変なので(今は一人の体じゃないし)……もし、「サキュバスちゃん」が出産までに終わらなければ……待っていてくださいね。
完結した駄作は、未完の傑作より勝る。
恩師の言葉です。
完結した傑作を、目指したいものです。
頑張ります。
傑作、完結、おめでとう!
青春、行っちゃったよ!!
寂しいよ!!
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