昨年よりは早めに
確定申告に取り組んでます。
…つまり、今、心はブルー。
早く数字から解放されたい!
超 文系。奥貫アキラです。
さて、今日は研磨を振り返ります。
音駒パックを書くと決めてから
研磨に辿り着くまで
1ヶ月ちょっとかかっているのですが、
その間、ずーっと考えていたのは
"研磨をどうしよう"ということでした。
絶対に決めていたのは
"ゲームニートな大人にはしない!"
ということ。
いくらコミュニケーションが苦手でも
彼はとても賢い人。
そんな大人にしておくのはもったいない。
さりとて会社員向きでないことは明白。
クロと一緒の会社に勤めるのも
有り得ない。
そんな仲良しこよしな選択をするような
依存した大人にはしたくない。
過去の彼を活かしつつ
成長した研磨に違和感ないポジションとは。
…実は、そのちょっと前に
婚活パーティーに行く機会がありまして。
いや、私は参加者ではなく、
仕事で、ですよ(笑)
初対面同士、
イマイチ会話が盛り上がらない人を見ながら
『こんなとき、同じ趣味の人がいたら
少しは会話も弾むのになぁ。』
そう思ったのを思い出して、
研磨にそんな会社の社長をさせてみようと
思ったのです。
でも、研磨一人ではダメだ。
うん、
研磨の考えてることを現実にしていける
バリキャリと出逢わせよう。
研磨を、まさに名前の通り
『研磨』していくことに
喜びを感じる、肉食ガール。
どうやったら正反対な二人が出逢える?
…クロ経由だな。クロの友達。
クロならうまくくっつけてくれそう。
そんなわけで決まった
シチュエーションでした。
牙も爪も研ぎまくってた
肉食キャリアウーマンが
研磨に恋して丸くなって
それをクロに指摘されて
悔しいのにどうにもならず。
…研磨、この物語のなかで
ほとんど喋らないんですけど
喋らないからこそ研磨、だと
私は思ってるんです。
いちいち言わなくても伝わる夢主。
まさに、公私ともにパートナー。
数字で判断できない"女心"に
自分でふりまわされる肉食女子。
肉食だけど
研磨を間にするから、
クロと彼女は友達の間柄のまま。
そこも、
研磨とクロの仲を壊さない
大事な要素だと思うし。
…さらに、プロポーズ。
私的に、絶対、
研磨は自分からはプロポーズしない、
と思ってました。
じゃ、誰がどうやって?
クロしか、いない。
クロにしか、頼まない。
…研磨とクロの信頼関係、
そして
私からクロへの信頼、も。
極力、ビジネスライクにしたい研磨。
ホントは研磨のことが大好きなのに
それを認めたくない、言えない夢主。
その二人を繋ぐ、クロ。
…研磨に託された
ビニール袋の指輪を
黒猫の首に赤いリボンで
結びつけているクロを想像すると
私の胸がキュンとするのですよ。
弟みたいな研磨のためなら
こんなことやっちゃうクロ。
ホント、頼られると頑張っちゃう。
本当は。
猫の首輪にリング、という演出、
ずーっとクロのプロポーズに使おうと
温めていたものだったんです。
クロは、獣医。
結婚式場の裏で見つけた捨て猫を
夜久君とプランナーちゃんが
クロのところに連れていき、
その猫を通してプランナーちゃんと
クロの物語を…って。
かなり初期から
なんとなくそう思ってました。
なんか、獅子とか犬とか猿とか猫とか
動物っぽいチームメイトをうまく
手なづけてきてたから、獣医師(笑)
でも
研磨のプロポーズ、他に思い付かなくて。
で、まさかのこのタイミングで
猫作戦は研磨に変更。
クロは"運び屋"に。
この段階での変更は予定外でしたが
そっちの方が断然、
この3人にはあってる、と思ったから、
納得の変更でした。
…研磨が社長、とか
研磨がプロポーズ、とか
研磨がSだったりMだったり、とか
高校時代からしたら
相当なキャラ崩壊かもしれません。
でも。
私はこの研磨、すごく、好きなんです。
しかも結局、この仕事をして
このプロポーズの代行を
してもらったからこそ、
クロへの最大級の恩返しとして
後々、
プランナーちゃんと出会うきっかけを作り、
彼女をプランナーへと復帰させることに
なったわけだから…
結果的に、やっぱり、よかった。
書き始めた頃は、
研磨もノーマークだったのに…
彼も勝手に動いたキャラの一人なのかも。
そしていよいよ物語は、
結びの二人へと繋がるわけです。
振り返り日記も明日でおしまい。
あと1日、お付き合い下さいませ。
…やっぱりクロが好きなことが
作品の端々にダダモレしてるなぁ(笑)
奥貫アキラ
日記へのコメント
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