おはようございます。
ロッテの"ハイキューキャンペーン"を
昨日、知りました。近くのファミマには
もう定規はなかった…ガックシ🙍⤵
グッズだけは応募しよう、と、朝から
チョコレートを食べてる奥貫です。
さて、今日は烏養さんのお話。
そもそも、烏養さんも、私にとっては
とてつもなくノーマークキャラでした。
でも、山口君の後、
『烏養さんを幸せにしてあげて~!』
というメッセをたくさんいただき、
そして何より私自身も、
あんな役を担ってくれた兄貴分を
幸せにしてやらねば!と思いまして。
タイトルの『指輪』は、
プロローグに書いたとおり、
結婚指輪を左手の薬指にはめるのは、
その昔、この指が心臓と繋がっていると
言われていたから…
"繋・心"
これしかないでしょ!と即決です。
そして相手。
悩みました。
私としては、烏養さんは、
生徒とはくっつけたくなかった。
なぜ?
烏養さんには、
ずっと烏野のコーチでいてほしかったから。
そのためには
坂ノ下商店の兄ちゃんでいる必要があって、
家族を養うためにサラリーマンになっちゃ、
山口君の奥さんと別れた意味が…
だから、
自立した、大人の女性と結婚させたい。
この段階で"離婚してきた幼馴染みの歳上"
というのは私の中で見えてたのだけれど、
果たして、そんな現実的な
傷だらけのアラフォー物語が
"夢小説"というジャンルで
受け入れてもらえるのか?
迷って迷って、先輩作者様に相談しました。
『奥貫ワールドに、キラキラ烏養さんは
なくていい。大人の等身大の烏養さんを
見せて!』
そう答えて下さったことをきっかけに
(その節はありがとうございます。)
この"グズグズ烏養さん"が始まったのです。
男で40手前。実家に住んでて、
家業の手伝いと好きなことしてたら
今さら、結婚とかって考えないのでは?
そんなわけで、
無理矢理、親に強制されての同居。
愛がないから自分の生活スタイルを
曲げたくなくて、小さなことで衝突。
挙げ句のはてには、彼女が家出。
(それも、まさかの烏養家に居候。)
ええ、
どこにも"夢"の要素がない話です。
それが、この話のテーマ
『結婚の理想と現実。』ですからね…
どんなに幼馴染みでご近所さんでも
他人は他人。
一緒に暮らすためには、
理解するためのあらゆる努力が必要。
"謝罪ケーキ"でお金が足りなかったのも
"足に青いペディキュア"も
全部、我が家の実話だし、
読者様からも"我が家の場合…"という
結婚した当初に驚いた習慣や、
夫婦喧嘩のエピソード、
たくさん聞かせていただきました。
"烏養さん、何やってんだ!"という
まるで身内のような声も多数(笑)
きっと皆さん、あと一人だけ
いつまでも結婚しない親戚を見てる気分、
だったのではないでしょうか。
…そんな紆余曲折を経て、プロポーズを
決意する烏養さん。
(教え子たちのことを思い出すシーンは
斉藤和義の♪ウェディングソング♪を
かけていただくと、烏養さんの気持ちを
より一層、リアルに感じていただけるかと)
そして、タイトルの『指輪』
実は、指輪、あげないつもりだったんです。
『目に見える形がなくても、気持ちは同じ』
っていうラストにしようか、と。
でも、相談相手の先輩作者様がポロリと
『こういう人が、こっそり準備してて
指輪くれたら、すごく嬉しいでしょうね。』
とおっしゃって。
それで、大袈裟でないプロポーズを
させることに決めました。
庭先で、箱にも入れず、手渡し。
さらに彼女には
"まさかこれもパチスロの景品では?"と
過去を蒸し返され(笑)
そして密やかに結婚するつもりだったのに
最後、教え子や仲間と、
その小さな輪っかを通して大きな輪に…。
この話は、ノヤっさんや嶋田さんたち、
そしてケーキ屋のご夫婦や両家の母…など
脇役達の働きが欠かせなかった結末だと
私自身は思っています。
結婚生活も同じ。
自分達だけだと狭くなってしまいがちな
考え方や視野や行動パターンを
広げてくれたり支えてくれたり
見守ってくれたり…
そんな人たちへの感謝を忘れたくないし、
いつか自分がそうやって、誰かの役に
たてるようになりたいな、ということを
考えたりしながら
『さ、いよいよ烏野、終了!』
と思ったところに、メッセが届くのです。
"あの…武田先生は…結婚しますか?"
た、武田先生?
あれ?未婚でしたっけ?えーーーーっっ!?
こうして
『ウェディングプランナー史上、
最大のキャラ崩壊…
文系男子と過ごす衝撃の夜♥』
と話題騒然(笑)
Sタケちゃんの登場となるわけで…
そのお話は、また明日。
…実は割と早いうちに
結婚指輪を紛失してます(苦笑)
奥貫アキラ
日記へのコメント
http://dream-novel.jp