お互いがお互いを想いすぎて、すれ違う。
SNSが当たり前の今ではあまりないことですが、この小説では、想いすぎて「すれ違う気持ち」がとても丁寧に描写されています。
時にモヤモヤ、時にハラハラ、そしてキューンとなる展開が素敵です。
主人公の二人と一緒に成長している錯覚に陥るくらい、ストーリーに傾倒できます。
作者様の創り出す黄瀬像は読み手に様々な感情を湧き起こします。
この小説には読み手の数だけの黄瀬君が存在するはずです。
でも、確かなことは「黄瀬君が魅力的」ということでしょう。
きっと皆さんの黄瀬君がいるはず。
素敵な黄瀬君に出会ってみたい方はぜひ一読することをオススメいたします。
[投稿者] かいじゅー
[投稿日] 2016-10-24 22:32