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笑う王子と文学少女

第1章 クラス替えと噂の彼ら。


春爛漫

桜の木に囲まれているこの学校。
「(やっとクラス替えですか‥‥‥)」
目立つ事が何より嫌いで、極度のアガリ症な私はクラス替えにビクビクしていた。
校内で人気は輝きを放つ男子集団が居るからだ。
「(そいつらとなったら最悪だろうな‥‥)」
そいつらのグループ名は√5。
嫌いと言う訳でも無い、ただ興味がない。
「(まあ、一生話す事は無いだろう‥‥)」
‥‥‥噂をしていたイケメンの集まりは廊下を塞いでいた。
いや、正しく言うとそのファンが。

女「きゃぁ〜〜〜っ!ぽこた〜ん!」
王子様かよ‥‥
‥‥ちなみに、私が中学の時に唯一の友達から聞いた私の印象と性格は、
『毒舌、暗い、怒らせたらダメ、眼鏡、文学少女っぽい』
最後のぽいってなんだよ。
本は好きですけど‥‥
うん、とりあえず‥‥この女子の群れを突破しよう。
「失礼しま〜す‥‥」
眼鏡を押し上げ、姿勢を低くして通り抜ける。
「ほっ‥‥‥通れた。」
背がちっさくて良かった‥‥
さてと、クラス発表のボードを見に行こう。

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