第1章 本編
「それはね?」
俺は黙っていた。
「私が跡部を好きなように、跡部が私を好きになったから。」
俺は驚かなかった。
何故だかはわからない。
いや、わかっている。
俺は君が…
「好きだ。俺は不二子が好きだ!」
「私も好きだよ。」
「お前がいないと、プレーにも集中出来ない。何をやるにもミスをするんだ…」
「うん…」
「側にいてくれ…」
俺は不二子を抱き寄せた。
「やわらかいな…」
「それって貶してる?」
そういうと君はまた笑った。
─ Chu ─
俺は君にキスをした。
「…またケーキ食べに行こうね!」
「…あぁ。ケーキでも何でも、どこへでも行ってやる。」
そうして俺はまたキスをした。
君と永遠の愛を確かめるように…
END.