第5章 会いたくて
遠野くんは私の寝ていたベッドのそばまで椅子を持ってきて私の話を聞いた
そして、何故か正座になる私………
遥『まず、私に彼氏は居ません』
遠野「じゃあ魁斗って誰?」
遥『前の仕事の同期です』
遠野「へぇ〜、先生って同期ってだけの人とキスするんだ」
うっ、そんなわけないじゃん!!
そこまで話さなきゃダメなの?
顔を合わさないようにして話してるため遠野くんの顔が見えないのでチラッとうえを見ると
大変怒ってらっしゃる!
ポメラニアンがライオンになっちゃったよ!
遥『あの、その話は随分長くなるのですが……』
遠野「そんなこといって逃げる気じゃないの?」
いやいや、逃げませんよ!
私は君に人質をとられてるんだからね!
かなりお怒りの声で言われるとものすごく怖い。
取り敢えず全力で首を横に振る
遠野「……わかった。だったら、お昼休憩屋上で待ってるね」ニコッ
遥『あ、はい。』
ガラガラガラ