第5章 会いたくて
ピピッピピッピピッ
遥『んー、うるさい。。』
バンッ
あれ?止まった………
目覚まし時計を止めようと伸ばした手は物体に当たることがなかった
なのに、時計が止まった
………なんで。
怖っ!!
遥『おばけ……』
大谷「おばけなんているわけねーすよ」
遥『え、、、』
大谷「先生、おはよ」
遥『あ、うん、おはよ、、』
目覚まし時計を止めたのはどうやら大谷くんのようだ。
手が時計に伸びている。。
大谷「先生も起きてください、よし。じゃあ先に学校いってますね。」
遥『……はい。』
私から布団を引き剥がして、
”いってきます”とまるで自分の親に言うような言い方で私の部屋を出て行く
、、、、寝よ。
何にも考えないままわたしは2度目の眠りについた
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ヤバイ!
ヤバイヤバイヤバイ!
遅刻だよ!
私は今新しくキレイだった部屋をぐちゃぐちゃに荒らしている
あー!
遥『鞄どこ置いたっけ⁉︎』
遥『髪型セットしなくちゃ⁉︎』
遥『あれ!化粧箱どこー⁉︎』
2度寝なんてしなかったらよかった……
チャリン
遥『痛っ!』
指に当たったのは首からぶら下げていた指輪。
まるで、俺の事忘れないでと魁斗が言っているみたいに。。。。